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    雲取山~将監峠 2007年09月20日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    雲取山~将監峠

    2007年9月15-16日で雲取~将監峠に行ってきました。登山趣味復活(テント泊)第一弾。
    ハイキングに行くことはありましたけど、テント泊で山登りなんて久しぶり。

    もっともお手軽と思われる雲取山に行きます。
    鴨沢のバス停で降りて歩き出します。
    鴨沢バス停

    きわめて順調。間違える道もないし。
    途中、水を補給して上を目指します。
    水場

    巻き道は使わずひたすら尾根を使います。
    七ツ石小屋のところで大休止しました。
    七ツ石小屋

    石尾根に出ると展望はいいし、風は気持ちがいいしで大満足です。
    石尾根

    この先は、しばらく展望の良い尾根が続き、
    稜線

    雲取直下で登りにかかります。
    GPSの高度表示を見ながらあと何mと歩きます。

    思ったより、あっさり避難小屋に到着し、
    避難小屋

    あっさり頂上に到着しました。
    雲取山

    残念ながら展望がきかず、宿泊地へと降りていきます。

    雲取り山荘でテント泊
    テント泊

    翌日は北西の巻道を使って主脈に出ようとしたのが失敗。
    最近、この道は使われていないようで、整備されていませんでした。
    主脈縦走路にでれば、気持ちの良い尾根
    主脈縦走路

    しかし、飛龍山前後で台風による崩落箇所あり

    将監峠は良いところでした。
    将監峠小屋

    将監峠からは林道を使ってノ瀬の集落に降りますが、途中林道も崩壊。
    車が通行できなくなっていました。

    一ノ瀬に降りて、
    一ノ瀬

    さあタクシー呼ぼうと思ったら、携帯電話が通じません。
    どんどん降りて、青梅街道まででたら携帯が通じ、迎えに来てもらいました。
    青梅街道

    登山道情報
    先月の台風で、あちこち登山道崩落。将監峠への林道も崩れ車両通行不可となっていた。

    鴨沢~雲取 問題なし
    雲取~飛竜 倒木2~3本あり。
    飛竜~将監 中等度崩落箇所1箇所、小崩落箇所2箇所、倒木7本 注意と度胸が必要。
    台風だけでなく、ここ数年整備されていない感じ。服が相当汚れるのを覚悟して行ってほしい。
    将監~一ノ瀬 林道の崩壊箇所が数カ所。人間のみ通行可。 小屋の営業は大変そうだなあ。

    2007/09/20記
    2014/12/25改
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    将監峠から笠取山・甲武信岳 第一日目 2009年08月13日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    将監峠から笠取山・甲武信岳 2009.08.13

    東京は小雨で曇り。
    出発が遅れました。

    新宿7時発の「あずさ」に乗る予定が、新宿に着くと7時20分。次の列車は「スーパーあずさ」で塩山には停車しないらしい。塩山に停車する「あずさ」は8時30発とあと1時間近くもあります。

    同じように塩山に行きたいらしいおばさんが駅員に質問しています。
    「八王子で乗り換えても、甲府から戻っても次のあずさで行った方が早く着きますよ」
    しかたがないので休憩室で時間をつぶします。

    これが幸いしたのか、この盆の初日に自由席で座ることができました。
    通路には合宿に行くらしい子供たちが十数人も立っています。
    この時期に指定もとらない引率が悪いと決め込んで、さらに子供たちの体力増進のために、席を譲るなどということはしませんでした。しばらくすると僕の隣りの席が空いたので、ひじ掛けを跳ね上げ1名分に2人座れるようにしてあげました。

    電車はようやく塩山につき、ロータリーに降り立ちました。
    中学・高校生の頃、乾徳山や西沢渓谷に来たとき、塩山という駅は特急が止まり都会だと思っていたのですが、ここ2年久しぶりに利用してみると何にもないところでした。
    タクシーの運転手さんに

    「ちょっと遠いんですが一ノ瀬まで。ええっと・・・」
    と地図を見せようとすると
    「将監ですかね」とずばり当てられてしまいました。

    タクシーは国道411号を延々と走り、一ノ瀬への分岐を曲がります。
    2年前はこの道をひたすら歩いたはずなのですが記憶とどうも一致しません。運転手さんに確認しようかと思った時には、見覚えのある集落に入っていました。

    IMG_1371.jpg

    前回降りてきた林道入り口で降ろしてもらい、いよいよ歩き始めます。
    一昨年の台風で崩落していた林道は改修され元通りになっていました。

    IMG_1374.jpg

    途中下山者と一人だけすれ違いました。これが本日出会う最初で最後の登山者でした。秩父主脈縦走だというのにこんなに人気がないとは思いませんでした。
    登山ブームの再興の割には登山者は百名山ばかりに集中してしまって、それ以外の山は寂しいばかりですね。
    まあ、先月登った富士山のような人混みがなくて良いのだけれど。

    車の入れる林道ですから歩くのに苦労はありません。あっと言う間に将監小屋に到着してしまいました。

    IMG_1378.jpg

    将監峠は草地が広がり、おいしい水もふんだんにあり気持ちの良いところ。
    小屋は開け放たれ、誰かいるようですが人影はありませんでした。前回と異なるのは水場の先に水車が回っていたことでした。

    IMG_1377.jpg

    赤錆びて中古なんでしょうが2年前には設置されていた記憶がありません。発電でもするのでしょうか。

    水を補給していよいよ登山道への道へ踏み出します。

    IMG_1379.jpg

    前回、飛竜から将監へは大分下った記憶があるので、登り返しはきつかろうと覚悟していましたが、まだ運動の始めだったためか大したことはありませんでした。

    将監から笠取山の分岐に出ると、案内板に落書きで
    「上、尾根道ガチコース」と「下、巻き道」とありました。
    折角登山に来てピークを踏まずに帰るのでは惜しいので、こういう場合、常にガチコースを選んでしまいます。

    これが悪かった訳ではないのですが、尾根道を歩き始めたとたん右足がつった。
    「イテテテテ」
    一カ月前の富士登山で友人がやっているので対策は講じてあります。芍薬甘草湯を用意して来ているのでした。伝聞によれば即効性があるはずで飲んでみました。飲みにくくはないが、なんか人工甘味料の甘さです。

    そもそも筋肉の痙攣は時間が経てば治るものですが、薬が効いたのか何とか歩けるようになったので登山を再開します。

    唐松尾山を過ぎて笠取山へ向かうと分岐がりました。水干(みずひ)は多摩川源流の碑があるはず。

    IMG_1392.jpg

    ここまで来てこれを万一見過ごせば、悔いが相当残るので見学しに行きます。

    IMG_1398.jpg

    これが、多摩川の源流です。

    そしてこちらが、最初の一滴というヤツです。

    IMG_1402.jpg

    しっかり多摩川源流を写真に収めて笠取への分岐へ戻ります。笠取山への登りは結構きつかった。

    IMG_1414.jpg

    笠取は双コブあって、東のピークは狭く西のピークは岩稜帯となります。

    岩稜帯の下りが膝にはきつかった。ここの下りで左膝がおかしくなり始め翌日以降時間をとられることになりました。
    痛む膝をなだめつつ笠取山のガレ場を下ると草原が見えてきます。

    IMG_1419.jpg

    ゆるい起伏を登り下りすると丁寧に板を敷き詰めた木道となります。この木道をしばらく降りると笠取小屋にようやく到着しました。

    IMG_1428.jpg

    小屋の前には常連というか、ご主人の友人らしき人達がたむろしていました。
    「こんにちは」
    「これから降りるんかい?」
    「テント泊で泊めてください」
    と声をかけ、宿泊帳のノートに記入。

    僕の前はなんと1ヶ月前の7月19日に宿泊客がいたのみでした。そんなに人気がないのですかね。このコースは?
    ついでにビールを購入。テントの準備はそっちのけでまずはビールをいただく。

    テントを建て、寝袋を広げ、夕食の準備、水汲みに出掛けます。

    IMG_1426.jpg

    水場は2分ほど下ったところにありました。水は豊富で冷たい。
    あまりに汗をかいていたので、Tシャツを洗濯し搾る。頭も水をかぶって洗髪としました。

    夕食はアルファ米の五目飯と中華丼の具。出来上がるまでの間はビーフジャーキーをつまみ食いとしました。

    IMG_1429.jpg

    食後にインスタントコーヒー。小さい密閉したプラボトルにフリーズドライコーヒーを詰めてくるのが通例になっています。

    こういう単独行の夜は寂しいですね。寂しいというか退屈なんです。
    涼しくなって来たのでシュラフにもぐりこむと、ついうとうとしてしまいます。しかし熟睡できません。


    2009/08/19記
    2014/12/25改

    テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

    将監峠から笠取山・甲武信岳 第二日目 2009年08月14日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    何度か眼を覚まし、ようやく明るくなって来たので起床。
    再びアルファ米を炊いて、水を汲んで出発。
    霧の幻想的な景色の中、雁峠に到着。

    IMG_1431.jpg

    避難小屋ってどこだ?
    うっそうと生い茂る笹薮のむこうに建っていました。

    IMG_1434.jpg

    意を決して薮に突入し、小屋に到達。

    後学のために内部を空けて拝見しました。

    IMG_1438.jpg

    「倒壊のおそれあり」と注意書きされてはいるけれど、それほどではありません。

    でも、ひとりで寝たくはないところですね。パーティで占有するなら楽しいでしょう。

    さて小屋を出て雁坂峠に向かいます。燕山への登りにかかります。ここで再び足がつった。
    仰向けに倒れるようにして、しばし休みます。切り札の芍薬甘草湯を飲んで休みます。

    そろそろ良くなったかと立ち上がる。そばにちょうど良い棒が落ちていました。白樺の枝らしいが皮がとれかかっていました。軍手を嵌めて持とうとしたが軍手を忘れてきたらしい。枝をきれいにして杖にしました。

    ここら辺から、ちらほらと登山者に出会うようになりました。最初の方は雁坂小屋発の方で、
    「今日はどちらまで」
    「ええ、甲武信小屋まで行く予定です」
    「だいぶ長いですねえ」
    次の方も雁坂小屋発の方で、今日は将監小屋まで明日は雲取山へ登る予定だとのお話です。

    古礼山、水晶山を過ぎて雁坂峠へ下っていきます。

    登り返しがきつくなるから、そんなに高度を下げないでよと心の中でつぶやきつつ下っていきました。

    攣った足をかばおうとして左膝が痛くなってきました。

    雁坂峠は狭かった。

    IMG_1452.jpg

    日本三大峠とかいうから、幹線道路のイメージをもっていたけれど実際はどこにでもある「のっこし」風でした。

    ここから破風山への登りはつらい。この登山中、最もきつい登りなのではあるまいか。

    頂上付近からは花崗岩の岩稜帯となっていて、登りはまだ許せる左膝の痛みも、岩稜帯の下りはこたえた。
    一歩一歩クリアして下ったところが破風山避難小屋。

    IMG_1483.jpg

    外から見る限り、羽目板が外れボロボロにみえるが、実はコンクリートブロックでできたものでした。

    IMG_1489.jpg

    ただし、天井には隙間が見え雨漏りは必須の様子。

    避難小屋の裏手にはゴミが散乱しビール瓶や一升瓶なども散見されるので、無人であるのを良いことに宴会目的で宿泊する奴が多いと見た。


    破風山をこえるといよいよ甲武信岳への登りにかかります。
    実際は甲武信の前に木賊山という山があるのだが、これも山荘へ向かう巻き道もあります。
    全部のピークを踏むつもりでいる私は、ここでも巻き道を選ばず直登を選びました。

    少し行くと甲州側からの合流に出ます。ここで一人の登山者に出会いました。
    東京で仕事を片付けて特急に乗ったのだろうか。
    「こんにちは」
    「今日は甲武信山荘にお泊まりですか?」
    「はい」
    「予約はされているんですか」
    「いいえ、テントを張らせてもらおうかと思って」
    「なるほど」
    などという会話の後、膝の痛い私はゆっくりとゆっくりと進みます。


    そして、やっと木賊山山頂。

    IMG_1513.jpg

    あまり展望はきかないが、今日最後のピークをとうとう踏んだという感慨はります。
    下りのガレ場の方が展望は利きました。ただし膝には悪い。たった300m弱なのに私にとっては、まだかまだかという道程でした。


    やがて小屋からの人声が聞こえ、山荘に到着しました。

    IMG_1527.jpg

    荷物から解放されて、チェックイン。
    「すみません」
    と声をかけると
    「先ほどはどうも」と声が帰って来ました。
    まじまじと見ると先程出会った登山者は山荘の方だったのでした。

    テン場の説明
    「小屋から下、どこに張っていただいても結構です。シカ防止ネットが邪魔ですが」
    「水は限りがありますので1リットル50円です。代金箱がありますのでそこに入れてください」
    「トイレは小屋の右側になります。外から入れるようになっています」

    さて、テント料、ビール2本の代金を払った後、
    「膝を痛めてしまって明日は下山しようと思うのですが、どのルートが楽でしょうか? 西沢に下りるのが良いですか?」と聞いてみる。
    「本当に膝が痛いなら、信州側の毛木平がいいでしょう。西沢は大変ですよ」
    そばから高齢のおじいちゃんも言う。
    「西沢は何にしてもたいへんだぁ」
    この方も山荘の方なのだろうか?
    「毛木平わかりますか?」

    ここに至るルートは国師ヶ岳から大弛峠をぬけるコースと今日来た雁坂峠からの縦走路。それに甲州側の西沢渓谷からのルートと信州側の毛木平から十文字峠を越えるルートと毛木平から千曲川源流の碑をたどるコース。このうち毛木平というのは最後のコースを指しているのでしょう。
    「ええ、わかります。じゃあ毛木平に下りることにします」
    外に出て小屋の前のベンチでビールをあける。うまかった。さっきのおじいちゃんが傍で、
    「そりゃうまいよなあ」と笑っています。

    荷物をもってテン場に降ります。

    とにかく乾燥した場所、日当たりの良さそうな場所を選びます。上段の北側が良いと見た。

    IMG_1524.jpg

    テントを広げてみると、いまだに濡れている。内側などは生地の色まで変わっています。
    シュラフも取り出して、外の柵に広げておきました。

    濡れたといえば、ゴアテックスの登山靴の内部もぐちゃぐちゃのようです。川を渡った記憶もないし、雨にもパラパラとしか降られなかったのに。
    唯一考えられるのは、濡れた笹藪をずっと歩いてきたことでしたが、これは予想外でした。

    下山後に履き替えようと思っていた靴下を使用する事にしました。乾いた靴下に替えれば天国のようでした。

    夕食を作ります。またもやアルファ米。次回はもう少しメニューを考えましょう。アルファ米に中華丼の具、明日降りるので2つ、それにおつまみのウズラの卵を4個。できあがる間はビールの2本目を飲みながら、ビーフジャーキーを噛みます。
    余った湯でインスタントコーヒーを作りました。

    夕食の準備をしていると小屋からクラシックギターの生演奏が聞こえて来ました。観光地でスピーカーから延々と音楽を流している光景があるが私は大嫌いです。ひとそれぞれの思いがあるのだから静かにしてくれないものですかね。と思ってしまうが生演奏はいい。
    ある一定時間だけだし、山小屋にはクラシックギターは合うような気がします。
    食事も終わって、7時も近くなり、気象情報を聞こうとラジオをつけました。これも騒音のうちですが気象情報ぐらいはみんなも聞きたかろう。
    これは、前回まったく使いどころがなかった無線機つきラジオです。正確にはラジオ付アマチュア無線のハンディ機なのですが、買ってから一度も電波を出したことがありません。もちろん四級の免許はもっています。公共の大空に向けて自分のたわごとを喋る気にはならないのです。

    天気概況が始まるころ、小屋から沢山のパーティーが出て来て花火を始めやがった。そのうるさいこと。ラジオも聞こえやしない。ギターも外で始まった。さっきのギターの生演奏は、小屋ではなくて個人的なパーティーだったのね。

    「天気も聞かずに、こういう奴らが遭難するんだろうなあ」と毒づいてみる。
    うるさくて腹が立ったが、花火も使い果たしてしまえば静かになるだろう。
    まあ、僕自身、子供たちを引率することもあり周囲に迷惑をかけているのだろうから我慢することにする。ラジオの音量を上げて対抗した。

    トイレに行く。ウォッシュレットがついていたので大喜びしたが、さすがに使用不可らしい。水で良く拭く。
    トイレの個室から出て、靴紐を結んでいると小屋の方が、そっちのトイレなら靴を脱がなくても使えるんだよ。と教えてくれました。なるほど土間側にも大トイレがありました。小屋に付随しているためかトイレはきれいでした。

    外に出ると星が輝いています。北斗七星が北を指し、柄杓の下方にはカシオペアのWもみえる。このWも北極星計測に役立つのだけれど、この時間は水平線近くにあるから今まで柄杓と同時には見えなかったらしい。

    干していたシュラフをテントの中に入れます。昨晩の明け方は少し寒かったので、このために持ってきたポンチョをシュラフカバー代わりにセッティングしました。いつも持参するシュラフカバーの代わりに、プロモンテの薄い多目的ポンチョを購入してみました。今回の目玉商品です。

    飯も食ったし、缶ビール2本も飲んでしまったし、明日のルートも確認したし、テントの中の整理もしたし、さて、その後はやることもないので寝ます。
    この夜も何度も目が覚めた。2泊のテント生活などという珍しいことをやったためか、あるいは眠るには時間が早すぎるためか今晩も熟睡できません。


    2009/08/19記
    2014/12/25改

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    将監峠から笠取山・甲武信岳 第三日目 2009年08月15日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    何度目かに覚めたら周囲がほんのり明るくなっていました。

    IMG_1525.jpg

    テントから顔を出すと林の間から太陽がちょうど登ってくる夜明けでした。
    さて、一服したのち行動開始。
    荷物をテントからすべて出し、テントを木に立て掛けて底を乾燥させます。シュラフも干しました。
    お湯を沸かして、またまたアルファ米にチャーハンの元をまぶして中華丼のフリーズドライつき。昨夜の残りのうずらのゆで卵を加えました。
    コーヒーを飲んで、片付け。
    テントの撤収。
    パッキングが終わったところで、小屋に行きます。

    IMG_1528.jpg

    毛木平方面のバス時間を確認するためです。
    水も補給。帰りは半日だから1リットルもあれば十分だな。

    出立。GPSのスイッチを入れ歩き始めます。
    登りは膝の調子が良い。拾った杖も役立っています。

    IMG_1530.jpg

    ほどなく甲武信岳山頂に到達。

    IMG_1531.jpg

    今回の山行における最高度到達地点です。

    IMG_1533.jpg

    あまり感激はありませんが、天気が良く、今回初めて眺望が利いたので、あっちこっちと写真に収める。

    それ以外やることもなく下山にかかります。

    IMG_1539.jpg

    地図で再確認。大弛峠~国師ヶ岳方面に降りて、鞍部で北の樹林帯方面に降りるらしい。

    下り始めたとたんに膝が痛い。とくにガレ場はありがたくありません。

    まだかまだかと泣きそうになったころに、やっと鞍部に到着。

    IMG_1542.jpg

    指導票も立っていました。

    ここからが、またきつい。膝の痛い身にもきついが、登ってくる人も大変だろうなあと思う。これまた嫌になり始めたころ、千曲川源流の碑に到着しました。

    IMG_1545.jpg
    渓に降りて見ると岩の隙間に穴が空いていて、そこから清水が湧き出しています。

    IMG_1548.jpg
    つめたい清水はおいしかった。もったいないけれど小屋で50円で買った水をすべて捨て、何度も水筒を濯いでから、水筒とペットボトルに水を満たします。

    今回の山行では、笠取山で多摩川源流、甲武信山荘の下で荒川源流、そして千曲川源流と3本の主要な河川の源流を旅したことになります。
    将監小屋の流水も笠取の水場の水もおししかったけれど千曲川源流の水もよかった。

    さて、ここから延々と下ります。道は良く踏まれ、晴れているのも手伝って高原の中の小道という感じで気持ち良かったのですが、ひたすら長いのには飽きました。

    IMG_1560.jpg

    膝がよければもう少し楽しめたんだろうなとも思います。

    IMG_1566.jpg


    なめ滝を過ぎ、遭難碑を過ぎ、洞窟を過ぎて延々と下った後、やっと毛木平の駐車場につきました。

    IMG_1575.jpg

    駐車場には60台の車が駐車可能だと地図には書いてありましたが、登山道ですれ違った登山者の数に比べて駐車している車の数がとにかく多い気がします。なんでこんなに車が止まっているのと言うぐらい多かった。

    十文字峠方面に行ってるんでしょうかね。

    下界に降りて私が切に求めるものは温泉と交通機関です。

    休憩所の張り紙を見てみるがこれらに関する情報はほとんどありません。

    IMG_1576.jpg

    川上村の産業など地域の紹介が載っているだけです。

    それによれば、川上村は高原野菜と川上犬の産地とのこと。
    川上犬? ここで、ひらめきました。

    写真家岩合さんの写真集に「日本の犬」という写真集があります。

    このなかに川上村の小学校で飼っている二匹の犬の話が載っています。

    もう高齢そうな日本犬が頭にタンポポの耳飾りをして、小学生に囲まれ子供になついている写真です。キャプションにはこうありました。
    『あるとき、小学校の建て替えで、小学校の犬は近くの犬好きの家に預けられた。ところが食事をとらなくなり、みるみる痩せて元気がなくなっていった。心配した先生や子供たちが毎日、犬の顔を見に行くようになって元気を回復した』のだそうな。

    もうひとつ思い出しました。昭和60年の御巣鷹山日航機事故に近い川上村。
    さらに、小海線にある『しなのかわかみ駅』。これらが頭の中で一気につながって、
    「ああ、川上村! 川上村ってここのことだったんだ!」

    さて、駐車場についたものの、やはり交通機関はありません。ここからもまた歩きです。

    IMG_1580.jpg

    高原野菜の畑の真ん中の道を歩きます。高原野菜の産地の見学のつもりで歩いていたので退屈ではありませんでしたが、これまた長い。最初は砂利道、しばらくして舗装路。

    平坦なので膝への負担は軽減はされたましが、やはり長い。

    そしてやっと到着。

    IMG_1584.jpg
    注:建物の影で、こちらを睨んでいるのが川上犬かな?

    コンビニというか村の雑貨屋さんかという店で、ビールとおにぎりを買います。

    ついでに、
    「この辺りに温泉はありませんかね」と聞いてみるが

    「増富鉱泉が一番近いですかねぇ」とのこと。

    じつは、足も痛いし毛木平の駐車場までタクシーを呼んでしまおうかとも思ったのでしたが、途中入浴施設があることを期待して村まで歩いてきたのでした。

    残念ながら入浴はできないようです。でも、このまま電車に乗る訳にもいかない。自分で臭いのです。

    川のほとりには岩壁を屏風にしたような芝生の公園があって気持ちがよい。

    IMG_1585.jpg

    その脇に立派なトイレを見つけました。
    「あれだ。あそこで着替えてしまおう」
    もういちど雑貨屋さんに戻って忘れてきたパンツを買う。Tシャツは替えがある。

    トイレには中国語の張り紙がしてあって、なんか使用中止っぽいけど、カギは空いていました。
    できるかぎり脱いでしまって、掃除用の蛇口で頭を洗う。

    手ぬぐいを濡らして体をふきふき。下着を取り替え、ズボンも取り替えボタンダウンのシャツを羽織って、やっと人間らしくなりました。

    外に出てトイレの前のベンチで休んでいると、子供たちが芝生の上で遊んでいます。

    いたずらそうな上のおねえさんが率先して階段の上にある薄暗い神社に探検に出かける。

    みんなもついていくけど、こわいことがあったのか、一気におりてきてしまう。

    IMG_1587.jpg

    平和な村のできごとでした。

    バスが来る時間が近づいてきました。バス停にもどります。

    バスには僕のほか、2人の登山客と独りの通勤者のみでした。
    バスでは甲子園の実況が流れ、バス停の案内などはまったくありません。小海線信濃川上駅までなにごともなくバスは走ります。
    アナウンスも何もないものだから、駅に到着して「ここが川上駅で良いんですよね」と運転手さんに確認して降りました。


    川上駅は時代を感じさせる平家の駅舎でした。

    IMG_1595.jpg

    単線の中央にホームがあり、秋のコスモスが似合いそうなひなびたローカル線です。
    駅舎の金網には、小学生ぐらいの女の子がお母さんに手を引かれ、都会から帰省してきた叔母さんの見送りにきています。

    叔母さんは「これから夏祭りに行くんでしょう? 見送りはいいから、早く楽しんでおいで」と手を振っています。

    IMG_1590.jpg


    日本の田舎の風景だなあ。と、なんだかうらさびしい印象を書きましたが、実際には夏の行楽最盛期でホームには固まってひとがあつまり、電車はほぼ満員で座る場所などありませんでした。

    列車は野辺山・清里でさらにすし詰めとなり、ようやく小淵沢につきました。

    小淵沢のホームにも人があふれ、今にも線路に転落しそうな程でした。次の特急を待ちますが、絶対に座れそうもありません。座れないどころか乗れるかどうかすら怪しい。
    そうしているうちに、特急あずさがホームに入って来ました。

    案外空いているが、この列の後ろだからなあ、とあきらめムード。

    ところがホームの人達は、わさわさと乗る気配がありません。なんでだろ? 次の列車待っているのでしょうか?
    とにかく、これ幸いと列車に乗込み席まで確保できてしまいました。あとは、半分寝て半分は景色を楽しんで新宿到着となりました。

    ちなみに、燕山で拾った白樺の杖は、東京まで持ち帰り新宿駅の雑踏の中でも杖つきながら山の手線に乗り込みました。今日もわが家の玄関にあります。


    2009/08/19記
    2014/12/25改

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    大弛峠から金峰山・里宮平 2014年07月07日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    奥秩父主脈縦走を完結させずに早や8年。

    甲武信岳から金峰山までの区間が手付かずでした。

    この区間はタクシーでも使わなければ、どうしても2~3泊以上の日程がかかります。数少ない連休を、ここに注ぎ込む気がしなかったのです。
    ところが今年の6月。なんと大弛峠へ「乗り合いバス」が入ることとなりました。

    栄和交通(新路線)焼山峠、大弛峠(金峰山)線
    http://eiwa-kotsu.com/


    画期的です。峠から東へ甲武信岳、西へ行って金峰山・瑞牆方面が「日帰り」の射程圏(甲武信方面は日帰りでは辛いけど)に入ってきたわけです。
    料金は大弛峠まで計1,800円

    とりあえず、距離が短い金峰山を目指してみました。大弛峠から金峰山を越え瑞牆山荘に降りるコースタイムで5:35。

    このバスは塩山駅発で、土日祝日の
    7:30 8:30 9:30 の3本です。
    我が家から塩山では7:30の便はどうしても間に合いませんので8:30のバスを予約しました。
    予約は簡単、行く気になったら前日に栄和交通に「大人一人、ええ帰りはいりません」と電話すれば、予約は完了してしまいました。

    バス乗り場は駅前ではありません。

    塩山駅北口から西に100mぐらい歩いたところの個人駐車場の前でした。

    ここから、中型バスに乗り込んで45分。柳平で一度下車します。

    林道牧丘川上線は、11人以上のバスの通行禁止となっているので、柳平で小型マイクロバスに乗り換えます。

    そうして、さらに30分ジャンボタクシーに揺られ、

    降り立ったところが既に2360mの大弛峠です。目指す金峰山は高低差で200mぐらいしかありません。なんと軟弱な登山なんでしょう。

    高校時代から憧れの地だった大弛峠(おおげさだなあ)ですので、じっくり見物しました。
    駐車場の下縁あたりにトイレがあります。

    車が沢山停まっているなあ。この人たちはどこに行ったんだろう。
    若干上側、甲武信岳方向に小屋があり、

    小屋と林道牧丘川上線の間がテントサイトとなっています。あんまり落ち着ける環境じゃあなさそうだなあ。

    水場は、小屋の前に沢が流れていますが、「小屋裏の水が湧き水なのでこれがおすすめだ」と小屋のご主人。ただし100円の投入依頼が掲っていました。なにも考えずに100円入れてきたけど、考えてみれば街中でペットボトル買っても100円だなあ。

    さて、水を汲んだりトイレに行ったりで、30分近くも遊んだ後、いよいよ金峰山に向けて出発します。

    約30分で「朝日峠」、

    さらに約30分で「朝日岳」(コースタイムは昭文社地図から引用しています)、朝日岳頂上に飛び出すまでは、ほぼ樹林帯の道でした。

    ここに多量の登山者発見。ビール飲んで鍋作っとる。あまり広い頂上じゃないんだけどなあ。

    途中で「鉄山」と書かれた小さなピークに寄り道。

    あまりに標識が大きいので多少は眺めが良いかと思ったら、まったく樹林帯の中でした。

    ここから、金峰山までは「岩ゴロ」というほどじゃないけど「石ゴロ」ぐらいの道となります。

    よくある「土と崩れた石のミックスの道」を何と呼ぶのか調べてみましたが、あんまり適切な表現はないみたいですね。「ガレ場」というほどじゃないし「ザレ場」でもないし、これらを「岩ゴロ」と呼んでいるみたいですが岩でもないしなあ。「石ゴロ」とでも呼んでおきましょう。

    金峰山五丈岩のふもとまでは、岩の伝い歩きで到着。

    ここは広くて宴会やっても良いですね。

    ここで、昼食とし下山を開始します。

    気がついたのは、私は遅めの出発組ではありますが、「富士見平」側に降りる人が少ないこと。

    ほとんどが、大弛峠からのピストンなんでしょうね。
    どおりで、栄和交通の予約係が帰りの便を心配していたわけだ。

    ワタクシ的には、ここから「大日岩」までが本日で一番難儀だったところ。

    大日岩の前後に、ところどころロープが張られている箇所はありますが難しい道ではありません。しかし、岩ゴロの下降は「膝に悪いっ!」
    本日の行程はほとんどが下降でして、コースタイム以下で歩いていましたが、この区間だけはコースタイムの1:20を若干オーバーしながら大日岩に到着です。

    これ見上げると立派な岩ですねえ。スケールから言うと五丈岩より立派です。だれかパートナーがいれば、ザイル垂らして登ってみたい気になります。

    ここから0:20で大日小屋ですが、谷間の真ん中にあって、あまり開放感のなさそうな場所ですね。

    ここら辺りから道は、「岩ゴロ」から「石ゴロ」ぐらいになって、「根ゴロ」の道となりますので、エンジンに再点火して急ぎます。あまりのんびりしていると瑞牆山荘の最終バスに間に合わなくなってしまう。
    そういえば、後ろにいるはずの男女3人のグループと山姥5人グループは、どうするんだろう。
    バス最終の20分前に瑞牆山荘に到着しました。

    山荘入り口の自販機でビールを買って一気飲み。無事下山と相成りました。

    ここから帰路の話になりますが、この山梨峡北交通のバスは16:35が最終で、増富の湯に16:56着。韮崎駅近くのハイジの村、ミサワワイナリーを通って韮崎駅に到着します。韮崎駅まで2,060円でした。

    一方、増富温泉発の山交タウンコーチのバスは、17:20に増富温泉から最終が出ます。もう少し間があれば、増富温泉まで山梨峡北交通のバスに乗って下車、温泉に浸かって山交タウンコーチのバスで帰るという芸当ができるのですが、ちょっと考えていただけませんか?
    あるいは、新府駅あたりにバス停を設けていただければ「ゆーぷる韮崎」の日帰り温泉にも入れると思うのですが、いかがでしょう?

    韮崎駅は、相変わらず殺風景です。

    駅から数百メートルで複合ショッピング施設があるのですが、そこまで歩いて行きたくないし、そうすると駅前の「そば屋」ぐらいしかありません。

    わたしは思うのですが、どこもかしこも小綺麗な街を作りすぎですよ。もっとごちゃごちゃしていたほうが楽しいのに。ディズニーランドとかディズニーシー、なんじゃタウン、伊勢のおかげ横丁なんかもそうですが、どこに何があるかわからない、発見する楽しみみたいなのが、整理整頓された街にはありません。
    余談ですが、晴海トリトンスクエアというビルに行きましたが、あれは成功するんじゃないですかね。ビルの内外が迷路じゃないけど、見通しができない曲線状をしているため殺風景になりません。

    そばを食べた後、ちょうど入線してきた「あずさ30号千葉行き」で帰りました。

    すでに指定券は売り切れでしたが自由席で1/3ほどが空席。良い具合に新宿までたどり着きました。

    本日の行程は200m登って1,000mは下るという、登山ではなく下山
    歩行時間は6時間(休息込み)とそれなりにかかります。下山で膝が痛まない人向けのコースです。一度はやってみたかった
    「金峰山下山」の一日でした。

    テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

    大弛峠から甲武信岳 一泊二日 2015年07月21日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    ルート
    第一日目 大弛峠~国師岳~甲武信岳(泊)
    第二日目 甲武信岳~戸渡尾根~西沢渓谷へ下山

    塩山から大弛峠までバスが入ることになったのは、昨年お伝えしました。

    「いやあ、うちの社長が面白い人でね」
    「なにしろ、自分でも運転してますから」
    「不思議なもので、バスが出来てからタクシーの予約も増えました」

    ということで着いたのが大弛峠。

    DSC02677.jpg

    路肩駐車で埋まってます。
    「転換場所まで駐車する人がいまして、これ困るんですよね」

    大弛小屋で山荘の方とも雑談。

    DSC02679.jpg

    「今日は、一番の人出です」
    これ、ほとんどが金峰山ですよね?
    「9割以上が金峰ですね」
    「甲武信岳に行こうという人は数%居るかいないか」
    私は、その甲武信に行こうと思ってます。
    「本日は分水嶺トレイルやってますから、迷うことはないと思いますよ」

    出だしは階段の連続でした。

    DSC02686.jpg

    道の両側はシャクナゲの木が並び、ところどころ、まだ花が咲き残っています。
    満開の時期は、きっと凄いだろうなあ。

    DSC02689.jpg

    時間があれば夢の庭園だの奥千丈岳だの行ってみたいけれど、今日は時間が惜しい。
    それらは、平日に自家用車ででも来て、まとめて観光することにしましょう。

    前国師

    DSC02694.jpg

    国師ヶ岳

    DSC02702.jpg

    国師ヶ岳からはどんどん下ります。
    「ちょっとぉ、登り返さなくちゃいけないんだから、そんなに下らないでよね」
    下りきったところが国師のタル

    DSC02707.jpg

    平地になっており、「迷うとすればここだな」と思いました。

    ところで、川上村側に「岩小屋」という場所があります。
    どんな場所なのか興味津々だったのですが、大弛小屋の方に言わせると
    「このコースで川上村側に迷い込むと、みんな岩小屋あたりにでるようですね。あそこ辺りで救助される人が多いのだとか」

    脱落していたピンクリボンを拾って、目印を直してきました。

    DSC02710.jpg

    あとは、尾根道を登り下り登り下り、ひたすら延々と歩きます。
    眺望が利かないので、あまり面白い道ではありませんでした。

    山と高原地図には、国師ノタルと東梓、富士見平ぐらいしか記載がありませんが、
    一ヶ所『大岩壁、眺望よし』と書いてある場所があります。
    だけど、それらしい岩壁は見ることができませんでした。

    DSC02724.jpg

    岩壁が見えるわけではなくて、岩壁の上に出るから眺めがよいということなのでしょうか?

    一旦国師のタルまで降りると、だらだらと長い登りが続きます。

    富士見平を越えてしばらく行くと、とうとう川上村の毛木平への分岐に出ました。

    DSC02738.jpg

    これで、私としては秩父主脈縦走を果たしたことになります。
    思ったより感慨が湧かないなあ。

    ここからは、ほんの少しで甲武信岳頂上

    DSC02746.jpg

    そして小屋に向かいます。

    bw_uploads_DSC02781.jpg

    テントの受付をして、
    そうだ、ビール下さい
    スミマセン、売り切れてしまいました
    「沢山担ぎ上げたんですが・・・」
    ガーン!

    今回は先日購入したゲートウッドケープで寝ます。

    DSC02764.jpg

    予報は降水確率30%でしたから、軽量化を優先しました。

    ベンチで夕食を摂ります。

    DSC02756.jpg

    今回の失敗は、食糧計画でした。
    在庫処分のつもりでフリーズドライを持ってきたのですが、もう少し旨いもの用意すべきだったなあ

    夕食も終わりコーヒーを飲んでいると、じきに日没のお時間に近づきました。

    DSC02761.jpg

    テント場は樹林帯の中ですし、北東向きですので夕陽は見えませんが、夕暮れの雰囲気は味わえました。

    用意してきたドヴォルザークの「新世界より」を聴きますw

    そして、ローソクに火を灯しました。

    DSC02763.jpg

    こういう場面設定は初めてだなw
    最近、ヘッドライトしか使わなかったので、なんか新鮮に感じます。

    そして就寝。
    軽量化を優先したとは云っても、シュラフもマットも持参していますので、ぬくぬくかと思いきや踵が冷たい。
    私のシュラフマットは90cmしかないし、銀マットは装備から除外していたのでした。
    そこでザックの背面板を外し、踵にあてがいました。
    おお、これ一枚で完璧に違う。
    今度こそ、完全に熟睡しました。

    ところで、最近わかったのは、体のどこかに痛みがあると寝付けないこと。
    疲労し過ぎると寝付けないとも云われますが、痛みがあると入眠障害起こしますね。
    そこで、こむら返りのときによく使う芍薬甘草湯を飲んで寝るとよく眠れます。
    あれには疑似ステロイド作用があるので、抗炎症作用や鎮痛作用もあるはず。
    もちろん普通の痛み止めでも良いはずです。

    夜半に2度ほど雨。大した降りでもなかったので、眼を開けることもなく、熟睡して日の出とともに起床しました。

    DSC02765.jpg

    残念ながら雲が多くて朝日は拝めませんでしたが、今日は良い天気になりそうです。

    テーブルでお隣さんと朝食。
    「これから甲武信岳に行かれるんですよね」

    いいえ、昨日通過してきましたから、今日はもう結構です。
    その代わり、荒川源流の碑に行こうと思ってます。

    数年前に来たときに荒川源流の碑があるのを知ったのですが、あのときは膝が痛くて、残念ながら諦めました。
    小屋の人に訊ねたところでは、テントサイトの右下に小路があって、そこを下れば20分位で到着するとのこと。
    ベルトにカメラと空の水筒と、万一のためにGPSを吊し源流探検です。

    確かに小路はあるけど、針金でシャットアウトされてます。

    DSC02780.jpg

    道はさほど荒れてもおらず、容易に歩くことができました。

    DSC02779.jpg

    正味15分で到着。

    DSC02770.jpg

    お隣の笠取山にある多摩川源流は、岩穴からポタポタと雫が落ちるような場所。
    甲武信岳のあちら側の千曲川源流は、岩の下から湧き出るような場所。
    ここは、源流とはいっても既に流れている沢の合流部に碑が建っていました。

    森の中に射し込む木洩れ陽が美しかった。

    テント場に戻り、干していた寝床を片付け、いよいよ下山にかかります。

    DSC02766.jpg

    木賊山に向かって歩くと、小屋のすぐ上に眺めの良い場所があるではないですか。
    南西向きのはずだし、ここで夕日を見てドヴォルザークを聴けばよかったと悔やみましたw

    DSC02784.jpg

    そして、木賊山を降りた直ぐの場所に、今回の山行で一番という眺めの良い場所がありました。

    DSC02807.jpg

    ここ最高だわ。

    あとは戸渡尾根を下るだけなのですが、
    長い、長い、あまりに長すぎる・・・

    DSC02797.jpg

    地図には急坂注意と書いてある箇所がありますが、それはほんの数十メートルぐらいのもの。
    しかし全体を通して、岩ゴロ、根ゴロの道が延々続きます。

    足が完全に棒になった頃、ようやく西沢渓谷入口に到着しました。

    DSC02823.jpg

    一気に1,400mの下山って初めてかもしれない。
    北岳や富士山はどうっだったっけか?

    ここから20分位でバス停に。

    DSC02838.jpg

    下界に降りたら、暑いのなんの。

    DSC02840.jpg

    おまえも暑いだろ?

    バス停横の東沢山荘で

    DSC02836.jpg

    「ビール、ビールをください」というと、
    「ありますよお。言うと思った。そういう顔してますね」

    ビールを飲みながら、
    「このへんに温泉ありませんか?」と訊くと
    バスで笛吹の湯で降りれば良いとのこと

    やった!

    と思ったのですが、バスに乗ったら冷房が気持ちよくて、不覚にもあっさり熟睡してしまいました。

    塩山駅に到着したとたん、さらに炙られるような暑さ。
    暑さというより熱さ。

    さすが酷暑で有名な甲府。この時の気温35.6℃でした。

    御岳山~大岳山~鋸山 2016年05月19日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    珍しく、ガイドブックに載っているようなメジャーなコースに行きました。
    DSCN2191.jpg
    いろいろ悩んだ末、メジャーな大岳山に行ってみよう。

    というのも、奥多摩周辺はあまり行ったことがありませんでした。
    いや、行ったことがあるのかもしれないけど、子供の時分なので覚えていません。

    当初、奥多摩駅から鋸山へ登って大岳山と考えていたのですが
    まだ体調が完治していません。日曜日にしごかれたのが原因ですw

    そこで、ケーブルカーという文明の利器を用い、御岳山からとしました。

    平日だというのにすごい人出だな・・・

    御岳山は来たことがあります。

    今回は、初めてのつもりで楽しむことにしましょう。

    ということで、巻き道があるにも関わらず、律儀にも尾根を登って奥の院に向かいます。


    「おお、これが奥の院ですか」

    眺望は利きませんが、静かでよいところでした。

    しかし、ここまで来るのに、すでにHP60%ぐらい使っちゃったような。

    ありがたいことに、ここからは平坦な尾根筋となり、

    鍋割山


    歩きやすい道をどんどん歩いて行きます。


    大岳山が近くなると岩場がでてきますが、

    よく整備されているので不安は全くない道です。

    着いたところは閉鎖中の大岳山荘

    別棟もあって、かつては繁盛していたんでしょうね。

    こんなに眺めが良いのに

    もったいないですな。

    さて、頂上へ向かいます。

    地図上では、すぐだと思っていたけれど、

    騙された・・・
    ちょっとありますね。

    そして頂上

    眺望は、奥多摩三山の中では一番かもしれませんね。

    さて、宿願だった大岳山は終了したので、ここで降りてもよいのですが、まだ時間があるので鋸山へ向かいます。

    大岳山から最寄りのバス停へ降りても1~2時間。鋸山へは1:20らしい。
    鋸山まで行って、体調が悪ければ、あるいは時間がかかりそうなら、鋸山林道を下ろうということにしました。

    大岳山~鋸山の道は平坦で歩きやすかった。

    鋸山頂上は、見晴らしが利かずちょっと残念な感じ。

    この先、鋸山避難小屋跡まで降りて林道を行くか、このまま鋸尾根を下るか?

    わざわざ遠回りする林道を使うほど状況は悪くない(私の脚と残り時間のこと)と判断し、鋸尾根を下ります。

    山と高原地図には途中、危険鎖場とあるのですが、標識を見落し巻き道を下ってしまいました。

    あとから考えると、これがその鎖場ってやつだったんですな。

    したがって、
    何処が危険だったの?
    という感じです。

    しかし、この下山路長い。

    鋸山までは完璧だったのですが、下山路で疲れました。

    鋸尾根を登りに使おうなんて無茶しなくて良かった

    しばらくすると林道に出て、

    奥多摩駅への近道は、この愛宕神社を越える方向らしい。

    この神社の石段の登りが堪えました。

    そして、神社の参道を降りるのですが

    「うおお、滑落しそう・・・」

    すごい石段だな」 注:コンクリ製です

    数えてみたら、おおよそ150段ほどありました。

    ありがたいのは駅直下の橋の袂にに出ること。

    歩き出したのが昼近かったにもかかわらず、無事踏破完了。

    長年の宿題だったのですが、
    20160518MAP
    悩む必要もなかったようです。

    総歩行距離:14.5Km

    テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

    お参り登山 2016年12月12日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:3

    神様仏様にお願いしたいときだってある。

    しかし、困ったことにお寺でも神社でも教会でも、まったく霊感というものを感じたことがない。
    それよりは山に登ったほうが、まだ近い気もする。山岳宗教とか修験道も同じような発想だろう。
    東北地方では吾妻山や羽黒山、月山が有名なところであるけれど、
    さらに困ったことに、これだけ山を登っているのに、そういう場所にめぐり逢ったこともない。

    ただ、こういう時は家に閉じこもっているのもよくないので、どこでもよいから山に登ってこよう。

    場所は御嶽山とした。
    お守りを貰いたかったというのもある。駅から御嶽山頂まで歩いてみたかったということもある。

    にもかかわらず、電車が駅に着いたらバスがスタンバイしていたので乗ってしまった。

    さらに、ケーブル下まで行ったら、こちらもあと5分で出る。

    こりゃ、御利益期待できんか。

    通常通り御嶽神社まで行き、

    お参りをして、お守りをもらう。

    これで、用事は済んでしまったわけだが、せめて帰りは駅まで歩こう。
    以前から大塚山から尾根を下って見たいとは思っていた。

    参道の途中からリフト乗り場の富士峰園地方面への山道に入り、

    鹿除けの柵を突破して

    出たところは東屋。

    ここで軽食をとるが、

    すぐ隣に古社が見える。

    傾いた陽があたって、なにやら神々しい感じにも見える。

    行ってみたら、

    夫婦杉?

    産安社? 

    一応、拝んでは来たが、ちょっと拝む神様が違うかなあ。
    御嶽山のパンフレットを見ると、このあたりは「パワースポット」になっているらしい。

    「当たらずしも遠からじ」というところだろうか。

    さて、予定通り直接、多摩川方面に尾根を降りたいので、大塚山方面に向かう。

    冬の日差しを浴びて、いい感じだな。

    道標をみると、「古里駅まで1時間30分」
    古里まで行ったら日が暮れてしまうな。
    大塚山

    標識の背後の杉に陽があたって良い感じである。

    さて下りよう。

    この辺から右に曲がって・・・

    あら、行き過ぎた・・・
    というか道が見つからなかったんですけど・・・
    こうなったら、古里まで歩くしかない。

    急げ急げ

    なんだが、新しい靴が痛い、イタイ。
    この靴、今までのトレッキングシューズと違って、結構本格的な登山靴に近いわい。
    足首が曲がらないので弁慶の泣き所が当たってイタイ。

    早いところ、歩きやすい林道あたりまで降りなくてはと急ぐ。

    出た。

    これで一応、下山成功なのだが、ショートカットできる登山道はなおも続いて、

    古里の近くに出た時には、ちょうど日が暮れたところだった。



    テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用

    和名倉山(予定) 2017年05月01日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    奥秩父の主稜は一応歩いたが、南北方向の道を歩いてみたいと思った。

    羽根田治著『ドキュメント 道迷い遭難』に和名倉山でプチ遭難した女性の話が載っている。
    当時はヤブだらけだったそうで、道を間違える人が続出していたのだとか。
    その後、下生えが刈り取られ、綺麗になったそうだ。
    しかし、ここ数年、再びヤブ化してきているという。

    友人への登山届代わりに、予定を書いておこうと思う。

    第一日目
    将監峠 泊 を決めたところで、どうやって入ろうかで悩んだ。
    一番簡単なのは、塩山からタクシーを飛ばして一ノ瀬・三ノ瀬から林道を歩く。
    約2時間ほどで着いてしまう。
    三ノ瀬からの道は、下山一回、登り一回使っている。
    同じ一ノ瀬方面からでも、笠取小屋の下部から山腹を舐めるように巻く道がある。
    これも面白いかとおもうけれども、やはり一ノ瀬までのタクシー代が高い。
    公共交通機関で入山するとすれば、丹波から入るより仕方がないだろう。
    飛龍山は通ったことがあるけれど、丹波の尾根は歩いたことがないので、まあ、登ってみるのも一興かなと。

    そこで、
    第一日目
    奥多摩駅(バス)
    丹波→サオラ峠→熊倉山→前飛竜→飛竜山→将監小屋

    二日目
    将監小屋→山ノ神土→東仙波→川又分岐→ニ瀬分岐→和名倉山
    和名倉山→ニ瀬分岐→北ノタル→造林小屋跡地→森林軌道跡→旧反射板跡の展望地→埼玉山寮→秩父湖(バス)

    初日のコースタイムが6時間40分、二日目が8時間40分・・・
    やっぱり、初日はタクシーで入ろうかなあ・・・

    二日目は、万一動けなくなったら、あるいはバスに間に合わないようなら、水があるところでビバークかな?
    二日目のコースで主な水場は2箇所・・・

    二泊三日にしても仕事には間に合う。

    和名倉山 第一日目 2017年05月06日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:2

    前日、夜半に思い悩み決めたのは、丹波天平から登るのは体力の使いすぎなのではあるまいか?
    MAP1
    落合から歩くという手もあることに気がついたが、車道を延々と歩くより、どうせなら別の道を探索したい。

    お金は吹っ飛ぶが、塩山駅前でタクシーを捕まえ、行きたい場所を告げる。
    ちょくで将監峠への林道ではあまりに面白くないので、中島川口という所から、

    多摩川の源流の水干方面を目指す。

    要するに笠取山を目指して登るワケだ。

    多摩川源流ハイキングを売り出し中なのか、良く整備されている。

    今回の山行は、秩父の最深部に踏み込む訳なので、武器を携行している。

    準備は万端だ。

    しばらく登って、黒エンジュというところで秩父主稜縦走路の「巻き道」に入る。

    水筒に水を入れてくるのを忘れていた。
    ここまで水場はなかったけれど、この巻き道の行程上には何ヵ所もある。

    この道、おそらく相当古くからある道なのではないかと思う。
    2017-05-03-02jpg.jpg
    1894年の地図には描かれてはいないけれども、(上図は1928-45年版)

    明治以前の道の特徴は、アップダウンが極めて少ない。さらに、そこそこ道幅がひろい。

    さすがにクルマは通れなくても、馬とか牛なら通れる道幅がある。

    東海道は別格だけれど、小菅道でも丹波道でもそうだ。

    一説によると、一ノ瀬の集落は武田金山の子孫とも言われているから、
    黒川方面と結ぶこの道は、江戸あるいは戦国時代からあったのかもしれない。

    近年補修の石組みもある。

    この施行方法は黒川鶏冠山で見たなあ。
    場所も近いし、きっと同じ業者なんだろう。

    ナメ滝風の沢

    この道、なかなか良い。と思ったのだが、

    崩壊現場に出くわした。

    こういう時は、大抵のエスケープルートは上方にある。
    崩壊は上から下に崩れるのだから、登れば崩壊地の上部に出るはずだし、規模も小さくなる。

    これを突破し、しばらく行くと向こうからオジサンというか、おじいさんクラスの登山者がやって来た。

    おじいさんいわく、
    この先、すごい崩壊だよ。わしは危険を冒すより良いだろうと、随分下まで行って迂回してきた
    ありがとうございます。と返事したものの、玄人は上を目指すのだよ

    たしかに、結構な崩壊だ。
    DSCN6060.jpg
    登れども登れども崩壊地の上に出ない。

    この斜面、鹿の糞だらけ・・・

    よほど大きな崩壊なんだな。

    やっと、横断できる場所に着いた。
    DSCN6065.jpg
    もう、ここは一本上の秩父主稜縦走路のはずだ。

    登山道に復帰。

    都合、3ヶ所の崩壊のため余計な時間をとられた。
    もし、同じ道を歩くことがあるのなら、そのつもりでおられた方が良い。

    しばらく行くと山ノ神土

    ここは、秩父主稜縦走路の分岐点。明日の和名倉山への分岐点でもある。

    ここの標識には

    崩落のため通行注意」とちゃんと書かれていた。
    あっちにも書いておいてくれよ。
    まあ、結果は変わらないだろうが。

    将監峠にも金山があったと言われ、峠周辺の凸凹は、その名残であるという。

    将監峠についた。

    防火帯らしき草原を下ると、

    将監小屋につく。

    小屋自体は変わってなさそうだが、トイレが立派なバイオトイレになっていた。

    それより驚いたのは、テントがたくさん張られていること。

    まえ2回通った時は、ゼロでしたもん。
    恐るべしゴールデンウィーク、恐るべし登山ブーム。

    さて、テン泊の受付に行く。
    天幕代1,000円とビール2本の計2,000円のお支払い。
    テン場1,000円が高いと感じる人もいるようだが、トイレとテントサイトをきちんと管理してくれるならば高いとは思わない。
    テン場が荒れ放題だったりトイレが故障したりしていると文句を言いたくはなるが・・・

    ビールは1本しか飲まないが、明日、もしビバークとなったときの御伴とする。
    ビバークでビールは飲まないか?
    いや、必須だろう?

    今日の寝床は、ゲートウッドケープである。

    ウルトラライトを目指した訳ではなく、日帰りに毛が生えた程度の装備で戦えるか試してみたかったのだった。
    まぁ、シュラフを持参している時点で既に日帰り装備ではないけれど。

    このポンチョ、もう既に何泊かしたことがあるけれど、満足な形に張れるまで色々試してみた。

    ペグ6本で設営するのだが、前方向のペグをきちんと打ち込み、後ろ方向はショックコードで引っ張るというのがきれいに張れるようだった。

    明日、もう一泊しようかと考えていたのだけれど、いろいろやり過ぎて面倒になってきた。
    やっぱり、ドームを持参すべきだったかも。考えてみれば、普通のツェルトが一番適切だったかも。

    飯を炊く。本当に生米から炊飯した。

    このために550mlというフタ付きのチタンカップをわざわざ購入してきた。

    チタンカップでの炊飯には慣れてきた。
    フィールドでは水を少し多目にして、弱火で20分加熱できれば、まず間違いなく炊けている。

    食事も終わり、日没となる。

    今回、初めての試みとして、ビバークになったときの事を考えて小型ガスランタンも持参している。
    だって、三峰はニホンオオカミの生息地だし・・・
    まあ、本日のキャンプ地で使う必要は全くない。

    #3クラスのシュラフ+エスケイプヴィヴィにもぐり込む。
    GWの2000m級で、どれぐらいの寝袋ならいけるのか不安だった。
    天気予報と友人のご意見も聞いて、この組み合わせとした。

    さあ、明日はデンジャラス・ゾーンに突入するぞ!

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    和名倉山 第ニ日目 2017年05月07日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:2

    朝、3時過ぎには目が覚めてしまった。
    眠れなかった訳ではなく、昨晩7時過ぎには就寝したのだから、そんなものだろう。
    GWにおける羽毛250gクラスの寝袋とエスケイプヴィヴィの組み合わせはどうかというと、
    朝起きて、いつまでもぬくぬくとシュラフに潜り込んでいたいとは思わない感じ。
    まあ、重量対効果を考えればベストに近いのだろうな。

    完全に覚醒したのが5時少し前で、ちょうど日の出のころ。

    準備を整えて出発である。

    調べた限り9時間近いロングコース。地理院の地図には和名倉山より先には破線すら書かれていない。
    そこで、ヤマレコからGPXログを落としてガーミンに仕込んである。

    和名倉山を越えて、バスに間に合いそうもなければ、造林小屋跡地でビバークとしよう。せっかくの連休だし、2泊して最終日に温泉でもゆっくり浸かって帰るのも良いだろうと思っていた。

    あれは、南アルプスだろうな。

    昨日通過した、山ノ神土に来た。

    本番はここからである。

    入った途端に道が、か細くなった。

    さて、私は無事に下山できるのでしょうか?

    この周辺、伐採後放置の草原帯なので見晴らしがいい。

    秩父の山奥という谷の具合が良いぞ

    振り返ると、富士山がくっきり見えた。

    前方には、まだまだ続くトレイル

    富士山&将監峠の図

    良いではないかっ!

    北側斜面には雪が出てきた。

    昨晩、ぬくぬくとしていられなかったわけだ。

    伐採後の草原地帯と低灌木地帯を行ったり来たり

    これは、シャクナゲだろうか

    季節にはちょっと早かった。

    西仙波

    今度は、上部に岩が出てきた。

    ちょっとしたアルプス風である。

    楽しくなってきた。

    そして着いたのは
    東仙波

    ここも眺めが良い。

    余は満足じゃ

    さて、ターゲットの和名倉山に向かう。アレかな?

    と思ったら間違えた。
    コンパスで確かめて、北だからコッチ。

    この次のピーク、吹上ノ峰の手前が気に入ったので、しばし休憩

    これは、来たかいがあったな。

    やたら軽装な登山者に抜かれた。
    将監峠からピストンなわけですね。
    フン、縦走こそ醍醐味さ・・・

    岩が赤くなってきた。

    和名倉山は別名、白石山というそうだが、こっちは赤石山だな。
    これを過ぎたあたりから、林業遺物が出現し始める。

    これはなんだ?

    ここから、ワイヤーが放置されている。
    DSCN6196.jpg
    このワイヤー、登山道に沿って道案内してくれるわけではない。間違えないように。

    廃業するとき放置するぐらいなら、崩壊場所に渡しておいてくれればよかったのに。

    小広い広場に着いた。
    DSCN6206.jpg
    案の定、一升瓶が放置されていた。
    一升瓶だけじゃなくて、なにかのピストンまで放置されている。
    DSCN6205.jpg
    ここでエンジン分解したの?

    程なく「川又分岐」に着く。
    DSCN6209.jpg
    川又って、秩父湖の最深部、しっぽのあたりだろう。
    そんなところまで道が続いているのだろうか。

    ここからは、ほぼ樹林帯に入る。
    明るい尾根ともお別れだ。
    DSCN6211.jpg
    二瀬分岐
    DSCN6212.jpg
    和名倉山へは、ここから往復となる。

    以前の山と高原地図によれば、尾根上に道が通っているのだが、実際はこの山腹を巻く道のみとなるようだ。

    低灌木の迷路みたいな間をすり抜けていく。
    DSCN6214.jpg
    なんか、変わった場所だな。
    DSCN6216.jpg
    この先は、ほぼ樹林帯というか、おそらく原生林の森に入る。
    DSCN6225.jpg
    幻想的な・・・

    と思ったら、誰かビバークしていた・・・
    DSCN6224-2.jpg
    じゃなくて、なにかの調査らしい。
    DSCN6219.jpg
    そして着いたのが
    DSCN6231.jpg
    和名倉山 2036m

    頂上の展望は・・・
    DSCN6228.jpg
    うーん。
    みなさん気合入れてピストンする割に、ちょっと残念な山頂かも。

    原生林好きの方には良いかもしれない。

    さて、目的は達成したので下山にかかる。
    ここで一組の方とお会いしたが、秩父湖からの往復のよう。
    ならば、私もビバークしなくても帰れるわけだと気合を入れる。

    二瀬分岐に戻ってきた。
    DSCN6235.jpg
    ここからは、ほぼ下りのはず。
    DSCN6239.jpg
    指導票には「二瀬」「和名倉山」の2名称しかない。
    DSCN6242.jpg
    大量生産するのに良かったのだろうな。
    DSCN6248.jpg
    この辺から、遭難多発ポイントに突入する。
    DSCN6249.jpg
    ここが、数々の遭難者を出したダークゾーン「スズタケ・ラビリンス」かっ!
    DSCN6251.jpg
    伐採されたようで、道はしっかり解るし、
    この黄色い境界表示が目印になる。
    DSCN6246.jpg
    ダークゾーンを脱出した。
    私がニュースに出るチャンスは失われたようだ。

    これは、バイケイソウだろうな。
    DSCN6247.jpg
    ときどき「行者ニンニク」と間違えて救急搬送される野草。

    ここから、道が悪くなる。
    DSCN6260.jpg
    歩かれていないから急斜面に、滑落促進装置の広葉樹林の落ち葉が迷惑だ。

    うまく撮影できなかったけれど、この外側がムラサキで内側が黄色の花はなんだろうな
    DSCN6263.jpg
    さて、極めて歩きにくく、展望も利かない、糞面白くもない樹林帯を下っていく。

    眺望の良かった将監峠側はともかくとして、秩父湖側からは面白くないだろう。
    面白くない以上に、難行苦行の世界だ。
    よく、秩父湖からピストンする気になるもんだと思った。

    そうこうするうち、なんか遺物が散見されるようになってきた。
    DSCN6267.jpg
    と思ったら
    DSCN6270.jpg
    造林小屋跡にようやく到着した。
    DSCN6271.jpg
    結構、広くて、陽が当たる場所もあるし、水もあるし、テントを張っている人もいた。

    これは、ワイヤー巻上機かなんかですかね。
    DSCN6276.jpg
    ここから、軌道跡を歩く。
    DSCN6278.jpg
    ここで、一泊しても良かったのだけれど、まだ十分時間はあるし、で下山することにした。
    DSCN6284.jpg
    この軌道跡も年月には勝てず、崩落している箇所もいくつかある。
     DSCN6286.jpg
    これが、最大の崩落地

    そして、反射板跡地というところで、最後の分岐になる。
    DSCN6292.jpg
    軌道は、ここからあそこまで敷かれていたそうで、下界まで延びているわけではないのだそうだ。
    山腹の一区画に軌道を敷いて、前後はワイヤーで上げ下げしていたんだろうな。
    DSCN6293.jpg
    まだまだ続く急斜面で、いやになってきた。
    DSCN6300.jpg
    秩父湖が、ちらほらとみえていたのだけれど、ようやく、はっきりしてきた。
    DSCN6302.jpg
    そして、秩父湖に架かる吊橋
    DSCN6303.jpg
    やった、無事生還した。
    DSCN6305.jpg
    これで、終わりかと思ったら
    DSCN6308.jpg
    バス停まで、まだ20分もあるらしい。
    ダム上の道を渡って、バス停に急ぐ
    DSCN6314.jpg
    ここまで来て、最終バスに間に合わなかったら笑うしかない。
    DSCN6316.jpg
    そして、到着
    DSCN6315.jpg
    バス停には、登山姿の先客が3人。

    しかし、時刻になっても、全くバスが来る気配がない・・・
    20分過ぎても到着しない。

    あれ、おかしいな・・・

    山に入っているうちに、北○鮮のミサイルでも飛んできたかな。
    向かいのバス停には三峰口駅行きのバスが来たので、運転手さんに
    「あちらの急行西武秩父駅行きのバスが来ないのですけど、どうなってるんでしょう?」
    と聞いてみたところ、渋滞のため、まだ三峯神社方面に登っている最中で、あと2時間はかかるかもしれないとのこと。

    この三峰口駅行きのバスに乗って帰路につく。
    DSCN6320.jpg
    お花畑、西武秩父と歩いて

    あわよくば、このオープンしたばかりの温泉で旅の疲れを・・・
    DSCN6326.jpg
    ものすごい混雑
    DSCN6327.jpg
    この温泉に合わせて、西武秩父の駅も綺麗になっていた。
    DSCN6329.jpg
    まあ、なんだかんだで無事に帰れててよかったよ。
    将監峠から担いできたビールはここで消費した。

    追記:ということで、和名倉山に登るなら「縦走が醍醐味」は慎んで訂正させていただき「将監峠からピストン」を推薦する事にする。
    2017-05-03-03.jpg
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    三条の湯から丹波天平 ~台風の山登り~ 第一日目 2017年09月19日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    私に連休は貴重です。
    ですから、敬老の日に1泊2日で計画を立てていたのですが
    雨かよ・・・」、じゃなくて、「台風かよ!

    それでも、どこかに行きたい。
    天気予報では、初日は雨だけれど、2日目は晴れの予想。

    ならば、初日に山麓に入っていれば良いわけだ。
    真っ先に、思い浮かんだのは、雲取山直下の「三条の湯
    あそこまでは、ほとんど林道のはずだし、歩きたい道もあります。
    2017-09-17-22.jpg
    青梅街道周囲は、いろいろと歩きましたがこの尾根、なだらかで大きくて、実に良さそうだなと。

    もうひとつ、山に入ると風呂に入れないのがつらいけれど、三条の湯なら入浴できる。
    しかし、普通の連休なら相当混雑しているでしょう。
    普通ではない台風の日なら空いているに違いない

    そこで、前日に電話をかけて予約します。
    明日、宿泊お願いしたいのですが
    絶句されてしまいました。
    「ええと、林道は大丈夫だとしても、この辺のバスは止まりますからね。
    明日、お祭までいらっしゃってから、予約してください」

    当日、7時台のホリデー快速奥多摩に乗り込みます。
    この電車、いつもと違うのは、

    「人が乗ってねえ」

    どうせ宿ですることもないだろうと、スマホで電子書籍を購入。
    池井戸潤「銀翼のイカルス」

    電車は奥多摩駅に無事着いて、バスも動いているようです。

    鴨沢西で降りて歩き出します。
    小説を夢中で読んでいたせいか、やたらあっという間でした。

    雨具は、いろいろ考えたのですが、
    ほとんど林道なので、傘が主役、ジャケットだけ着て、足にはゲーター。

    「後山林道」

    10km、3時間・・・
    友人は下山路に使ったことがあるそうで、その時の印象は
    ひたすら長くて面白くない

    まあ、何事もなく歩きます。
    傘で用は足りるとはいっても、

    三時間も四時間も傘差して歩いたことはないなあ。
    というぐらいのこと。
    少し行くとゲート

    ここのゲートは厳重で、すり抜けるスペースが狭く、大荷物だったらつらいだろうな。

    急流の畔を歩くのといい、雨といい、昨年の徳本峠越えに似ているなあ。

    違うのは、急流が遥か下を流れていること。

    たしかに面白くはなくて、頭の中は
    「銀翼のイカルスの続きが読みたいな」
    とかそんなこと。

    林道終点

    さて、ここから山道となります。

    傘を畳んで、どこから雨具にしようかと悩んでいましたが、

    道がよく整備されているので傘のまま

    三条の湯に到着してしまいました。

    一日中、傘で歩いたのって初めてじゃないかな。

    「今日は6人様だけの予定です」
    受付を済ませ、指定された部屋は30人は泊まれるのではないか(おそらく26畳)という超大部屋

    大宴会出来そうだな。

    入浴は、最盛期には2つの風呂場を開放するそうですが、今日はひとつ。
    3時からで、女湯・男湯・女湯・・・の一時間交代とのこと。

    無事到着のメールをしようにも全くの圏外。
    雲取山からこっち一ノ瀬も圏外だし、昨日友人が雁坂小屋から送ってきたのがウソのよう。

    何もすることがないので、電子書籍を読んで過ごします。
    そのために予備の電池を持ってきました。
    DSCN8264.jpg
    そうこうするうち、後続のお客さんが到着し始め、予定通りの6人となりました。

    女性の方々は早速お風呂へ。
    私は、しばらく待って、いよいよ入浴に行きます。

    温泉ではなく追い焚きをした鉱泉のようですが、

    やはり、秩父特有のアルカリ泉で、すべすべして本物ですな。

    夕食は立派なもので美味しくいただきました。

    仲良くなった6人で、甲州ワイン2本半を空け、部屋に戻ります。
    ガスストーブも持参していますが、薪ストーブがついているので、
    stove.jpg
    この上にカップを載せコーヒーを飲むことが出来ます。
    濡れ物は、ほとんど乾いてしまったのですが、夏はどうするんだろ?

    消灯は午後9時で、普通の山小屋よりは1時間ほど遅い夜でした。
    夜半、天気はますます悪くなっているようで、小屋の屋根に派手な音を立てて枝が落ちていました。
    第一日目総歩行距離 12.5km

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    三条の湯から丹波天平 ~台風の山登り~ 第二日目 2017年09月21日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    2日目

    風の音で眠りが浅かったせいか、朝食直前まで熟睡していました。
    飛び起きてみると晴れています。

    パッキングを済ませ朝食

    小屋番さん曰く、
    「今日は良い天気となるでしょう。
    ただし、35度を越える気温となるため、水は十分に持参してください」
    とのこと。

    いよいよ出発です。

    私を除く五人は、嬉々として2017今年の山、雲取山に向かいます。
    わたしは、飛竜の方へ。

    ここでお別れです。

    台風過ぎて天気になったし、温泉入れたし、宿は空いていたし、ここまでは、目論見通りではないか

    ところが、飛竜への道に入ったとたん問題が出現しました。

    倒木が多い。

    台風直後のため葉つきの枝がわんさか落ちています。

    秩父の道のうち道が良いのは、雲取山と甲武信岳。つまり、百名山以外は手が入っていないと考えた方がよい。
    それに加えて台風のお土産つきです。

    道自体は、三条の湯から秩父主稜稜線までがつらいはず。
    我慢して登ります。

    秩父主稜縦走路に着きました。

    北天のタル

    いやあ、晴れたねえ

    雲取山からこっち、眺めが良いのは、狼平とこの北天のタルだったと記憶しています。
    DSCN8319.jpg
    しばらく行くと、飛竜権現にでました。

    前回は濃霧だったので不気味なところという印象でしたが、こうしてみると普通の分岐点でした。

    飛竜山へは、藪をかき分け苦労して、残念な山頂に登っているので今回は迷うことなくパスします。

    さて、ここから、目的の丹波天平を目指します。

    前飛竜

    おう、素晴らしい

    飛竜はダメだが、こちらは眺めがいいんだな。

    地図によると、ここから急峻な下りになるらしい。

    それほどガレ場があるわけでもなく、グリップも効くので難しくはありません。

    ただ時間がかかる割に距離が稼げません。
    GPSをみても、いつまでたっても前飛竜から離れられない感じ。

    この尾根、なだらかで良さそうだと想像していたんだけど、少し違ったかな。

    しばらく降りて、やっと平坦になりました。

    前飛竜を除けば、ほとんど樹林帯でした。

    鞍部に出た。これを登ると熊倉山らしい。

    熊倉山

    ここまで来てやっと半分です。

    落ち枝が半端ない。

    一歩進むために、枝をよけて二歩歩かなくちゃならない。

    登山道維持に協力するつもりで、道の中央を塞ぎ、コースを誤りそうな枝は排除してきました。

    サオラ峠
    サオラ峠
    この祠は「中川神社」というらしい。

    説明板が倒れていたので裏返して由来を撮ってみました。
    サオラ峠中川神社由来
    この辺り、やたら広い稜線になっています。

    なだらかでいいなあ。

    落ち葉に隠れて道が見えないけれど、

    尾根の中央部を歩いていさえすれば間違うことはなかろう。

    なんか妙な、空き地が見えてきました。

    ここが、丹波天平(でんでいろ)だという。

    新宿御苑に来ちゃった感じ。

    そして次はアンテナ

    尾根を真っ直ぐ降りれば親川へ、ここを曲がれば丹波温泉に行くことができます。

    二日続けて温泉が目的なので丹波に降りますが

    この道、ちょっと歩きにくくて残念な道ではあります。
    尾根を真っ直ぐ降りて引き返したほうが歩きやすかったかも。

    降りて来たのは丹波小学校の裏

    青梅街道に出て、鴨沢方面に少々歩けば
    道の駅があって
    DSCN8431.jpg
    多摩川の清流を渡れば
    DSCN8436.jpg
    二日目入浴地の
    丹波温泉「のめこい湯
    DSCN8442.jpg
    毎日、温泉に入れるとは豪勢ではないか。

    しかし、やたら暑い日でした。水筒の水は下山直前に空になってしまいました。
    ここを歩くとすれば、やはり秋あるいは冬が良いのだろうなあ。
    2017-09-17-3.jpg
    鴨沢の尾根から一本奥へ入っただけなのに静寂そのもの。
    本日の行程中、出会った登山者は一名のみ。
    静かな山旅を楽しむことが出来ましたが、障害物がてんこ盛りなのは予想していませんでした。
    でもまぁ考えてみれば台風の後なのだから、当然の帰結といえましょう。

    二日目総歩行距離:17.3km


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    奥多摩湖西 大寺山から鹿倉山 2017年09月25日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    大菩薩からのびる大菩薩丹波道
    これを歩くと追分あたりから丹波に降りてしまうのが普通だけれど、 尾根自体は奥多摩湖までつながっている。

    そこで、多摩川の南側の尾根道がどうなっているのか探検してみた。

    まあ大したところでないのは想像がつきます。
    先週と同様に、最終的に丹波の湯で温泉につかれればいいやという目的で歩くことにしました。

    先週と全く同じホリデー快速奥多摩3号で奥多摩駅。
    鴨沢西行きのバスに乗車しましたが、台風のときと違ってすごい混雑でした。

    しかし連休最終日だし時間も遅いし、これから雲取山登るの?
    と思ったら、ほとんど全員「麦山橋」で降りてしまいました。
    「はあ、三頭山ですか?」
    三頭山へのコースは、最近こちらが人気なんですかね?

    私は、「深山橋」で下車します。

    ここは、風張峠に通じる嘗ての有料道路入口だったので交通量が多い。

    降りてみてわかったけれど
    「バイクがうるせえ・・・」

    バイク含めて乗り物は嫌いじゃないけど、
    「マフラー改造してんだろ」という騒音

    2030年には全てEVになるそうだし、この際バイクもEVにしちゃってください。
    (バイクがEVになったら激減するんだろうなあ。暴走族なんて絶滅するかもしれない)

    さて深山橋を渡り対岸に出ます。

    登山口は地理院地図と異なり、湖岸をすぐに入ります。
    2017-09-24-2.jpg
    そば屋の裏口を通らせていただく感じになります。

    ちょっと行くとすぐに古タイヤでできた登山道となります。

    その先は山道ですが ほとんど直登がつづきます。

    先週も山登りしているので体力的にはこなれているものの、湖岸から高度をあげるためきっつい

    登山道の先に明かりが見えてきました。

    「もうすぐ大寺山だ」

    ところが光とともに、なんか宇宙船みたいなものが見えている。

    このまま行くとUFOに捕まって火星まで連れて行かれちゃうの?

    着いてみたら仏教施設でした。

    そういえば、この建物、奥多摩のどこかから見えて、なんだろうなと思っていたんだよね。

    仏舎利塔だそうですが完全にインド風ですな。

    こんなにでっかい建築物なんだから、どこかに林道があるんだろうと思ったら、
    小菅方面からマウンテンバイクで登ってきた兄ちゃんがいました。

    さて、やっと着いた大寺山から尾根伝いに鹿倉山へ向かいます。

    ここからは尾根道だから楽だろうとおもっていたら、なんと林道になってしまいました。

    尾根にはハイキングコースも通っているようではありますが、

    ずっと傍を通っているのでハイキングコースでも林道でもさほど違いがありません。

    こりゃ楽すぎだろ

    林道をしばらく歩いて鹿倉山の北斜面から頂上へ向かいます。

    鹿倉山 頂上

    残念ながら眺望はありません。

    山頂から降りますが、再び林道となります。

    林道をしばらく行くと「大丹波峠」の指導標がありました。

    林道歩きに飽きてきたので山道に突入します。

    しばらく山の斜面を歩きましたが、単なるショートカットだったようで再び林道へ。

    そして、とうとう大丹波峠に到着しました。

    ここを右(北)に行けば丹波山村に出て、左(南)は小菅村に出るはずです。
    真ん中に見える登り調子の林道は、地理院地図上の1066mピーク方面でしょう。
    2017-09-24-3.jpg
    大丹波峠の全景はこんな感じの植林帯でした。

    予定通り丹波に向かいます。

    大丹波峠から沢筋を下り丹波集落へ向かって降りて行きますが、

    マリコ川へ合流する支流(イチ沢というらしい)
    崩壊が甚だしい。

    なおも下ると、廃ワサビ田か、廃養魚場だかの脇に出て、

    民家に至ります。

    狩猟犬のような真っ黒い犬が三頭吠えまくっています。
    Webで検索すると甲斐犬だといいます。
    しかし、このお犬様、近づくときには吠えるけれど、遠ざかるときには全く静か。

    この犬といい、崩壊した沢沿いの道といい、このコースは今後ちょっとむずかしいのではないかなと思いました。
    将来的には1066mピークを降りる形にしたほうが良いのではと思いました。

    ここから「まりこ川」に沿って舗装路を行きます。

    丹波山の村に入ると、ビリビリの柵だらけになってしまっていました。

    標識は整備されたようで、のめこい湯を示す指導標が設置されていました。

    前回はわからなくて、多摩川を一度渡って青梅街道を歩き、道の駅から吊橋を戻るようなことをやってしまいましたが

    というわけで、今回は「のめこい湯」の裏口から侵入します。

    覗きに行くわけじゃなくて裏から回るということ。
    のめこい湯に行くには丹波の道の駅に車を止めて吊橋を渡るのが普通だと思っていましたが、こちらから来れば裏に駐車場があるのがわかりました。

    先週歩いた丹波天平の尾根が一望できるのではと期待した山行でしたが、樹林帯で全く眺望は効きませんでした。
    2017-09-24-1.jpg
    単なる散歩かとおもいきや・・・
    総歩行距離: 12.1km
    結構歩きましたね。

    テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用

    キャンプに行った 2017年11月14日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0
























    娘と行く雪の大岳山 2018年01月25日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    うわ、寝過ごしたあ!

    今日は、娘と山登りに行く約束をしている。
    昨晩、二人分の荷物を準備して、目覚ましもかけて万全の体制で寝たはずだが・・・
    水曜日なのにアラームを日曜日に設定していたようだ。
    遅刻はしたが出かけよう。

    「山に連れてって」と頼まれて悩んだ。
    高尾山以上で、娘の雪山初登山かつ私の3ヵ月のブランクを問題としないところ。
    結局、ケーブルカーもあるし御嶽山から大岳山ということにした。
    娘のホームグラウンドの富士山が見えるから喜ぶだろう。

    問題は二日前に降った雪だが、
    従来のモンベル製チェーンアイゼンに加え、オクトスのチェーンアイゼンも購入してきた。こっちの方が歯が少し長い。
    ゲーターもあるしテムレスもある。
    却って楽しめるのではないか?

    一時間遅れで出発し、青梅で乗り換え

    問題は朝の電車を逃すと、青梅での接続が極端に悪くなること。
    案の定、接続する電車が40分待ち。
    タクシーでも捕まえようかとも思ったが、娘は昭和レトロの待合室で気持ちよく寝ている。
    なら、まあいいかと電車を待つ。

    御嶽で降りてバスに乗るが誰もいない。

    ケーブルカーでも我々含めて計四人。
    平日かつ遅い出発かつ雪で混雑とは無縁の世界になってる。

    駅の周辺も茶屋も閉店してるし、祭りの後の境内みたいだ。
    時間がないので観光はすっとばし登山道へ入る。

    この辺は車でも通れそうな林道だが、人間が歩く中央部だけ雪が溶けて地肌が露出している。
    スパッツをつけるがアイゼンはまだ早いだろう。
    DSCN8760.jpg
    奥の院は省略する、鍋割山も省いて、林道を行く。

    綾広の滝の辺りから完全な雪道となった。

    稜線に出ると地吹雪が舞っていた。

    先行者の足跡は風で消えてキラキラと輝いている。

    「わぁ、アイスクリームみたい」と娘は喜んでいる。

    鍋割からの道では岩場の危険個所は2カ所だったはずだが、この道は初めてなので今ひとつわからない。
    廃墟となっている大岳山荘に、割りとすぐ着くはずだが・・・

    いくつかの枝尾根を乗り越し、ようやく山荘が見えてきた。

    山荘横のトイレ前が陽射しが暖かく、ここで休憩。

    アイゼンを付ける。
    無雪期ならここから30分で往復できるはずなので荷物を置いていく。
    記録のためのGPSとカメラがあれば十分だろう。

    チェーンアイゼンではあるが初めてアイゼンをつけた娘は
    「ないよりは地面をとらえている感じだね」

    岩がでている場所を乗り越え、前方が明るく見えてきたところでトップを譲る。
    娘は頂標の見える一角で叫んでいる。
    「うわぁ!うわぁ!」
    残念ながら富士山がくっきりとまではいかなかったが、

    此処からの展望はお薦めできる。
    何を思うか、声をかけるまで佇んでいた。

    風は強いし寒くもなってきたので山荘へと降りる。
    そこで温かいものを食べる予定だったが、早いところ降りて温泉でうまいものを食べよう。

    河辺の温泉で疲れをとろう。

    「あたしは何でテニス部なんて入っちゃったんだろう? 山の方が10倍もいいわ・・・」
    長女とは趣味が似ているのでわかりやすい。
    まぁ、満足していただけたのなら嬉しい。
    2018-01-24-0.jpg
    歩行距離:11.2km

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    娘と行く雪の浅間嶺 2018年02月05日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    前回、奥多摩三山の大岳山に登ったのだから、あとふたつ・・・

    頂上からの展望を考慮して、三頭山を想定しましたが計画書を作成する段階であきらめました。
    「朝、5:24発の電車なんて、この娘には絶対無理だ・・・」
    より近くて、時間がなくなってもエスケープルートが沢山ある所ということで浅間嶺としました。
    ついでに12年ぶりに完全氷結したという払沢の滝を観てこよう。

    ぐーたら娘を叩き起こし急がせて新宿駅に着けば、ホリデー快速出発の一時間前。
    ちょっと、やりすぎた・・・

    新宿、武蔵五日市と順調に到着し増発便のバスに乗ります。
    増発とはいえ、それほど混雑しているわけでもなく数人立っている程度。
    駅前からすでに雪が残っているなと思っていましたが、役場を過ぎて山道に入れば道が白く見えるほど。

    乗客は払沢の滝最寄りで1/4が下車し、下川乗方面でまた1/4が下車。
    残りの半分が浅間尾根登山口で下車。2台のバスを併せて10人ぐらい。
    DSCN8836.jpg
    ここで準備していこうと思っていたのだけれど、待合所は敬老様御一行に占拠されてしまったので歩き出します。

    標識もあるし浅間湯という看板に従えばいい。
    DSCN8840.jpg
    この山荘の先から登山道となるのでスパッツを装着します。

    敬老会御一行様に追いつかれてしまいましたが、あちらも準備があるようなので先行します。
    DSCN8854.jpg
    南西側のこっちは、半分雪が溶けて、もう半分の日陰は雪がてんこ盛りというアイゼンをつけるには難しい判断。

    林道を最後に横切るところでチェーンアイゼンを装着しました。
    DSCN8858.jpg
    なくても歩けるレベルですが今日の歩程は長いので、少しでもスピードアップしたい。

    この道、浅間尾根へ登るはずなのだけれど、なぜか下っているばかりいる感じがします。
    DSCN8873.jpg
    そうこうすると、「サル石」に到着してしまいました。
    DSCN8878.jpg
    ということは、知らないうちに尾根道を歩いていたことになります。

    サル石とは、猿の手形が見える石らしいのですが、どこに手形があるのかよくわかりません。
    DSCN8877.jpg
    娘も探しますが、「そもそも猿の手ってしらないし・・・」
    DSCN8885.jpg
    次いで「一本杉(一本松)」の標識
    DSCN8892.jpg
    今日、なぜか娘に一番ウケたのはこいつで、
    「杉なのか松なのか、はっきりしろい!」

    この辺から道は完全な雪道となり、下山するまで地面は見えませんでした。
    DSCN8896.jpg
    依然としてアップダウンは乏しく、水平あるいは下降が目立ちます。
    DSCN8907.jpg
    この辺から道は北東側を巻くようになり、ところどころ大岳山や御前山が見える場所がでてきます。
    DSCN8910.jpg
    先日登った大岳山が見えるので娘は喜んでいましたが、

    伐採された斜面に出ると奥多摩の山々が一望できるようになります。
    DSCN8911.jpg
    奥多摩の山々って侵食されて”E”の字を下向きにしたようになっていますが、

    この地形を一望できる場所があったのかと見とれてしまいました。
    DSCN8919-PANO.jpg
    雪だったこともあり本日は、昼食以外は休憩らしい休憩をとりませんでしたが、ここでしばし撮影タイム。
    DSCN8927.jpg
    浅間尾根は、稜線を辿るルート(マイナー)と、巻き道(メジャー)の2本があるようですが、できるかぎり稜線をチョイス。

    ただし、頂上付近にならなければ眺望はほとんど望めません。
    DSCN8931.jpg
    そうして見えてきたのが休憩所
    DSCN8946.jpg
    このすぐ上が、浅間嶺の頂上および展望台となっています。
    DSCN8934.jpg
    休憩所に荷物を置き、とりあえず頂上を踏んでこよう。
    DSCN8936.jpg
    今までは、西の笹尾根側か東の大岳山側のいずれかしか見えない場所を歩いてきましたが、頂上からは東西両側の眺望が可能です。
    DSCN8937.jpg
    そして、南の松生山方面も見える。
    DSCN8940.jpg
    頂上にはベンチもあり昼食を摂っている方もたくさんおられましたが、
    ストーブを使ってゆっくり食事するには休憩所のほうがいいだろう、トイレもあるし。
    DSCN8947.jpg
    久しぶりにストーブを使いカップラーメンを作る。自分一人だと行動食で済ませてしまうことがほとんどなので珍しいと言えば珍しい。
    そう言えば、この子が小学生の時に、大磯の高麗山でラーメン作ってやったことがあったなあ。

    食事も終わり下山にかかります。もう一度頂上を経由して降りようかと思っていましたが、休憩所からも巻けるらしいので、そちらを行きます。
    DSCN8951.jpg
    あとはひたすら雪道を降ります。
    DSCN8953.jpg
    しばらくすると、民家が一軒見えるようになりました。
    「なんだ此処?」
    DSCN8964.jpg
    「みちこ」
    DSCN8967.jpg
    ああ、ここが有名な茶屋のみちこさんですかっ!

    そしてなおも下ると
    DSCN8975.jpg
    ここからは舗装林道となりました。

    払沢の滝を目指して、この林道をひたすら・・・ひたすら歩くことになります。
    DSCN8992.jpg
    ようやく払沢の滝の駐車場が見えてきて、滝へ向かいます。

    12年ぶりに完全氷結したという報道もあってか、観光客でいっぱい。
    DSCN9020.jpg
    足元の悪い一般客をどこで抜かすか塩梅しながら先へ進みます。

    そうして着いたのが「払沢の滝」
    DSCN9027.jpg
    今日は一部溶けて、完全氷結ではないようですが、
    話の種に見に来た甲斐はあったかと・・・
    DSCN9031.jpg
    滝を見学したあとは温泉に向かいます。
    最初に来たバスが「数馬行き」だったので、「数馬の湯」もいいかなあと一瞬考えたのですが、まあ評判の良い「瀬音の湯」にしておきましょう。

    バスを十里木で降り、橋を渡ると「寒っむい〜」
    DSCN9047.jpg
    下山して暖房の効いたバスでひとごこちついてしまうと瀬音の湯まで歩くのすら難儀になってしまうなあ。
    DSCN9056.jpg
    瀬音の湯は大混雑。

    早々に上がってレストランへ。
    おしゃれな単品しか食い物ないなあ。これだったら、数馬に行ったほうが良かったかもしれんなぁ。

    あまりの寒さに再び十里木バス停まで歩くのさえ敬遠して、瀬音の湯直通バスというのを待ちます。
    そうして、武蔵五日市、立川、新宿へと帰ってきたのでした。
    2018-02-04.jpg
    歩行距離:14.6km


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    娘と行く雪の御前山 2018年02月13日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    娘と行くシリーズも三回目。

    最初に行った大岳山から御前山がよく見えた。
    娘は、「あそこに登りたい」という。
    「うーん、あそこ眺望が良くないんだよ」

    奥多摩三山だけあって、浅間嶺に行ったときにもよく見えた。

    娘との登山も三回目となったが、こうなりゃ眺望を抜きにしてでも行かなくてはなるまい。

    私としては、以前に友人に連れて行ってもらっているので別コースでなくては面白くない。
    しかも娘の起床時間に合致するコース・・・
    結局、ホリデー快速1号に乗って奥多摩、バスで奥多摩湖、サス沢尾根を登り御前山、帰りに湯久保尾根を降りるという計画とした。
    同じホリデー快速1号でも武蔵五日市より奥多摩駅の方がバスの便が適当にある。

    ところが家庭の事情で前夜にあたふたしたため1時間遅れとなる。
    となると湯久保尾根をあきらめて、前回と同じ境橋に降りるがよかろう。

    何事もなく奥多摩湖に着いたとたん娘の目が輝いた。

    確かに、霞に煙る奥多摩湖はきれいだった。
    ルンルンモードに突入した娘、女子トイレの中から歌声が聞こえてくる。
    オジサンがトイレに入って行ったが気づいていないだろうな。

    ここでゲーターを装着する。

    ダムを渡り展望台の奥から登り始める。

    北側は凍り付き、南側は完全に融けている様相。
    登り坂が続く。

    そうだったよなあ。
    御前山登山道の中では、このルートが一番短く、かつ奥多摩湖からスタートなので楽そうに思えるが、標高差は藤倉あたりと実は変わらない。
    距離が短い分、傾斜が急となる。

    しばらくして展望台が見えてきた。やっとサス沢山だ。

    前回、急いでいたのであまり記憶にないが、ここからの展望はいい。
    今回は眺望が期待できないと刷り込んであったため、思いがけない展望に喜んでいる。
    DSCN9098-PANO_s.jpg
    奥多摩湖の全景が見える場所って、ここしかないんじゃないかな?
    ここは標高940mらしい。すると御前山頂上まで、まだ460mもあるわけだ。
    ここから道はしばし水平になるが、

    いくらも行かないうちに再び登り坂が始まる。

    ようやく着いたのが惣岳山で、小河内峠への道を分ける。

    この辺りから登山道の両側に柵が設置されていて、ここまで来ると頂上が近いと思えてくる。

    いったん下がってまた登り始める。

    そして、
    ようやく着いたのが御前山頂上1405m

    登頂おめでとう。
    ご老公ご一行様が避難小屋へ向かうところだったので、こちらはここで昼食にする。

    湯久保尾根をあきらめたので時間に余裕ができた。お湯を沸かして中華三昧とする。

    前回、6月に来たときより頂上が明るい。木々の葉っぱがすべて落葉しているせいなんだろうな。御前山は冬のシーズンが良いとみた。

    じっとしていると寒くなってきたので下山を開始する。

    まずは避難小屋まで降りよう。
    避難小屋まで行けば暖かくなるかと思ったけれど、

    夏に見るより寒々としていた。

    温度は4℃だそうだ。

    どんどん下る。
    まとまって雪が降ったのは一週間以上前だし、気温も上がっているので、溶けかかった雪のためアイゼンが効かない。

    苦労しながら林道に立つ。

    滝になっていない栃寄の滝

    滝より先は除雪されていた。

    途中で抜かしたご老人御一行様は登山道を行く。
    私たちはアイゼンを外して林道を行く。
    遠回りにはなるけれど、歩きやすいし谷を行くよりは眺めがいい。

    栃寄の集落に着いた。ここに栃寄森の家という宿泊施設があって、前回ここでビールを買った。
    今回も何か飲もうかと思ったけれど、娘曰く
    「靴を脱ぐのがめんどくさい」
    たしかに上がり口でスリッパに履き替えなくてはならないようだ。
    それに、ここでビールを飲んじゃうとバス停までの残り2.5kmがはかどらなくなる。
    なおも歩いて境橋のバス停に着く。

    バスは10分後という好タイミング、電車もホリデー快速に接続するという時間で帰ってきた。

    一緒に歩いた長女は焼き肉屋で食べて帰りたいと主張したが、急いだのは次女が家で寝込んでいること。
    帰り道でタン塩やらカルビを買い込み自宅で焼き肉とした。
    2人のご機嫌をとるのは難しい・・・

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    2018GW 大日岩 2018年05月07日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:2

    ポークウインナーはまあまあ。魚肉ソーセージは嫌い。
    缶詰は、いまや全く食べない。ドッグフードには見向きもしない。

    という犬が居るため、GWには山を彷徨することができなかった。
    鬱々とした休日を重ねていると友人からお誘いが来た。
    いろいろやり取りをして、金峰山・大日岩に登るという目標が出来上がった。

    行くなら前夜発日帰り。
    「じゃあ、今日中にクルマで向かいましょう」

    娘にラインで警告する。
    「犬を放置して出かける。一夜干しになっていても責任とれない・・・」

    ドッグフードをてんこ盛りにして、ソーセージを細かく切った夕食も用意してやる。
    DSC_6911S.jpg
    水さえあれば、数日は生き残ることができるだろうと、水もたくさん用意した。

    そうしたら娘からLINEが来た。
    「山登りに行くの? あたしも行きたい」
    「は? まじ?」

    どうも本気らしいので、合流地点を探り出し友人に許可をとる。
    自分の準備と娘も登る場合の準備、一夜を過ごすだけの準備などに追われて車に乗り込む。

    友人は、わざわざ環七・甲州街道の交差点まで来てくれた。
    娘は府中本町で拾う。

    そうして着いたのが瑞牆山登山口の駐車場。

    さすがにGWとあって車が満杯だった。
    駐車場脇に仮眠テントを張り、寝袋2枚にエスケイプヴィヴィを重ね娘を押し込む。
    我らは車で乾杯してから私もクロスオーバードームに入る。

    昨年、将監峠で寒くなかったのでナメていたのだけれど寒い。
    寝袋のチョイス間違ったなあ。マットももう少し考えたほうがいいなあ。
    というより、飲む前に全てセッティング終わらすべきだったなあなどと考えながらウトウトする。

    どこで娘をデポして頂上へ向かうかと考えていたけれど、
    できるところまで登って、友人に単独行をしてもらうという結論に達した。

    少し登ると瑞牆山観賞ポイント

    そして小一時間ほどで富士見平小屋

    さすがGWとあって色とりどりのテントが満開だった。

    薄手のダウンを着て歩いても汗をかかないぐらいの気温

    大日小屋が見えてきた。

    初めてここのトイレを使わせてもらったが、すごかった。

    鎖場が2箇所ほどでてくる。

    寒い証拠につららが健在

    景色が良くなってきたぞお

    そして見えてきた大日岩

    金峰山の五丈岩より、これを登りたいんだよな。

    小川山・金峰山分岐についた。

    友人と相談したのだけれど、今日はやたら風が強いので金峰山までの長い稜線歩きはやめ、この大日岩を探検しようと

    南アルプス方面が一望できる。

    しかし、

    「はて? コレ登れるの?」

    この穴をくぐったり、巻いたりしながらルートを探すのだけれど、一般的なルートがみつからない。

    右に行ったり、左に行ったり・・・

    私と娘は、「まあ楽しい」レベルで岩に親しんだ。

    友人はあと少しのところまで行ったが、

    どうせ娘にはムリ。

    この眺めを堪能して帰ろうということになった。

    もうひとつの目的は、大日岩から瑞牆山に至る稜線は歩けないものなのか?

    地図には書いてはいないけれど、這松を藪漕ぎして突破した人はいるらしい。
    それを観察すること。

    さあて、戻ります。

    膝が痛む娘。小学校に通っていた時から訴えるが、病院に行くのもめんどくさいらしい。

    富士見平小屋に戻ってきた。

    ここでカップラーメンを食べ下界へと降りる。

    駐車場へ向かう我々

    最後は、増冨鉱泉に浸かって

    山菜天ぷらを注文してみた。

    ヨモギ、イタドリ、コゴミ、ギシギシ・・・イタドリが案外うまかった。
    イタドリは煮物にするより天ぷらのほうが手間もかからず良いようだ。

    そうして帰ってきた自宅

    DSCN9963s.jpg
    やっぱり、ソーセージしか食べていないなあ。
    DSCN9955s.jpg
    「ドッグフードなんて私の食べ物じゃありませんわ・・・」

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    白岩廃村跡 2018年05月21日 奥多摩・奥秩父 トラックバック:0コメント:0

    大日岩に登って疲れたけど楽しかった。
    また山に行きたいという。

    そこで6つばかりプランを考えたのだけれど、鳥首峠から「さわらびの湯」というコースを選んだ。
    これは、途中に白岩集落という廃村がある。
    篠田節子さんの「神鳥(イビス)」を読んで背筋が寒くなったのだけれど、
    「小説に登場するような廃村は日本全国どこにでもある」という話になって、有名な白岩を訪ねてみることにした。
    注:イビスに出てくる廃村は「峰集落」だと言われている。

    ところが、結局半日しかなくなったので鳥首峠の直下にある白岩廃村を見学して温泉に直行という観光プランとなってしまった。
    登山しないのならば車の方がいいと、下宿先に迎えに行ってから名郷に向かう。

    新緑でとてもよいドライブ。

    この近辺、あまり来たことがなかったのだけれど、良いところなんだなと思った。
    駐車場所はGoogle street mapで予習している。

    日曜だから石灰工場の脇に止めよう。

    と思っていたら・・・工場が消失していた・・・

    あんまり綺麗になくなっているものだから、古代遺跡にでも来たみたいだ。

    工場跡手前から斜面に取り付く

    あまり予習をしてこなかったので、どこまで歩けばいいのかよくわからない。

    いまさらG先生に訊く。
    場所はわかったが、なぜかスマホのGPSが不調である。もう一台のスマホも同様だった。

    「なんかへんな電波でも出てんじゃないの?」

    結構な山道を登る。



    見えてきた小屋

    斜面からの土砂に半分埋まってしまっている。

    住んでいなくてよかったのかもしれない。

    庭にブランコがあった。

    冷蔵庫もあったし洗濯機もあった。

    電気は来ていたみたいだけれど、どうやって担ぎ上げたんだろ?

    隣のお家は、潰れていた。

    大きさからすると3部屋はあったような立派な家だったろう。

    こちらは、厳重に戸締まりしてある。

    しかし、横から覗けば崩壊は進んでいた。

    さらに隣の家。

    ここは大きいな。

    下3部屋の2階建て

    縁側には当時の本が散乱している。
    見慣れた教科書が落ちていたので裏返してみると昭和50年代の中学1年生用科学

    ということはだよ・・・昭和50年で12~3歳なら、同年代じゃないか。

    そういえばこの家、内装はベニヤなどの建材を使っているし、それほど古いものじゃない。
    少なくとも私の実家より新しい。

    住民は、まだ存命のはずだ。
    崩壊しているとはいえ、人の持ち物であり、思い出もある家だろう。
    荒らすことなく撤収する。

    子供の好奇心は満たされたようだ。
    家の前の祠に手を合わせ帰路を辿る。

    今日のイベントの最後は温泉「さわらびの湯」

    登山客も多かったが中国人も多かった。多すぎてゆっくり入れなかった。

    休日に来ちゃダメだなここは。
    たぶん、平日にゆっくりつかれればよい温泉なんだと思う。

    だって、河辺からも飯能からもバスはあるし・・・

    テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用

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