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    渋谷川 2012年12月19日 渋谷川 トラックバック:0コメント:0

    どうせ、個人的なブログだからと読者の反応も予想せず書いていただけだったのですが、いつのまにか読んでくださっている方がおられて、知らぬ間にコメントがついていたりすることがありました。まったく、申し訳ないことにコメントがつくことを予想していなかったので、返信するタイミングを逸していました。
    申し訳ありません m(_ _)m

    コメントをいただく記事は、自転車ブロンプトンについてであったり、身近な東京の河川であることが多いようです。

    渋谷川は2年前には、ほぼ探検し終わっていたのですが、宇田川を残していたため記事にしていませんでした。あとで書こうと先延ばしにしていると、ようやく書いた頃には文章がつまらなくなっています。思い出しても新鮮な驚きが伝わってこないのです。完走したわけではありませんし、もう一度、探検し直して新発見を得たところで、再度書き直すかもしれません。

    渋谷川

    『渋谷川は渋谷駅周辺を源流とし、恵比寿・麻布を通り芝公園、浜松町の近く浜崎橋で東京湾に注ぐ河川である。その源流は大きく分けて2つ。ひとつは新宿御苑の南側を源流とし神宮前を通って渋谷駅前にいたる流路。もうひとつは代々木オリンピック公園の西側を源として東急ハンズのある宇田川町を通って渋谷駅前に至る流路である』

    東京城南地区に住居があったため東横線に乗る度に、渋谷に近くなるとコンクリートで固めた川が見えます。あの川はなんだろうと子供の頃から思っていました。その位置関係から、長らく目黒川の支流だと思っていたのでした。

    はたと気がついたのは、都内で車を乗り回すようになってから、慶応幼稚舎の脇を川が流れているなあ。この川なんだろなあ。と思った時でした。


     夏も終わりのある日。新宿3丁目に用事があって出かけました。用事を済ませて午後をもてあましましたので、懸案の渋谷川をたどってみようと活動開始。なぜ懸案かと言いいますと、渋谷・原宿のおしゃれな街中を自転車で走り回るのに気が引けていただけです。川の探索には自転車だったのですが今回は用事の後とあって徒歩の旅。
     渋谷川は、代々木公園西側に発し東急ハンズ本店近くの宇田川町を通るルートと、新宿御苑に発し渋谷駅に出るルートが源流とされています。前者の宇田川町ルートは、「はあるの小川はさらさらいくよ」 で有名な文部唱歌『春の小川』の舞台とされています。今回は後者、新宿御苑ルートをたどってみます。
    20100923

     ちなみに渋谷川は、このほかにも代官山方面の分水やら白金自然教育園からのルートなど、けっこう沢山の支流があるようです。

    新宿御苑

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    ここが源流といわれている新宿御苑です。新宿御苑は池が点在していますが、源流となるのはこの広場より東側の玉藻池といわれています。


     さて、いつものことのように下調べをしていないので!?、新宿御苑の園内からしてわかりません。というわけで源流すら観察できていません。さっそく次回の宿題に回します。いま調べたところによりますと、新宿御苑の東側、イギリス庭園付近から出て、西通りを神宮外苑西側を流れ、神宮前2丁目方向へ進むのが正解らしいです。
     わかっているのは裏原宿「ウラハラ」と呼ぶらしいあたりを流れているらしいこと。
     今回は新兵器、地図付GPS持参なのですが暗渠までは載っていず、川らしいクネクネしたみちを目標とするしかありませんでした。このGPSの役たたずめ! (自分が悪いのですが)

    御苑を出て、外周道路を探索しても、はっきり言って、どれが流路なのかわかりません。

    この辺で窪地となっているところといえば?

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    総武線の線路を越えて??

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    新宿御苑の千駄ヶ谷口からでたところから既に失敗。川であれば通常、低いところを流れアップダウンがないはす。
     うーん。しかたなく東へ東へとルートを探します。そしてやっと見つけた神宮前4丁目付近。道の谷底になっており、川が流れていたとすればちょうど良い場所。ここが本日のスタートとなりました。

    裏原宿遊歩道のまっただ中に出ました。ここは渋谷川跡を遊歩道にしたものです。キャットストリートというらしい。


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    うむむ、こちとら根っからの東京人なんだが、どう考えても場違いなところ。

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    ここから渋谷駅までは面白い通りですな。

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    宮下公園のすぐ脇を渋谷駅前方向に流れていたはずです。

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    渋谷駅前に出ました。

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    今、ヒカリエ工事中ですし、東横線の地下駅が完成すると言うことで工事中ですが、地下を掘ってみれば川が流れているはずです。

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    宮益坂からも支流が流れ込んでいたと聞いています。東急ハンズのある宇田川からの流れも合流していたはずですので、東急文化会館前は川の合流部であったと考えられます。

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    ここからは、コンクリ製とはいえ川が見えますので楽ちんです。
    しばし東横線の脇を流れ、明治通りを天現寺橋の方に流れていきます。

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    恵比寿駅方面を遠望

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    ここです慶応幼稚舎の前を流れているところ。これが渋谷川なのでした。

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    川の横を歩けないので横道してます。

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    川の横を歩けないので横道してます。

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    やっと、川のほとりに出ました。

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    天現寺から先は首都高2号:目黒線の下を通ります。というか、渋谷川の上に高速を造ってしまったわけね。

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    古川橋で急に北上します。一の橋ではまた直角に曲がり東方へ流れを変えます。
    なんで首都高中央環状線C1がカクカク曲がっていたのかは、渋谷川が曲がっていたためだったのです。

    GR0011349.JPG

    古川橋まで来たところで第一回目の探索は終了にしました。

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    テーマ:散策・自然観察 - ジャンル:趣味・実用

    渋谷川下流 2012年12月20日 渋谷川 トラックバック:0コメント:0

    渋谷川の続きを・・・

    首都高2号目黒線から環状線への分岐一之橋ジャンクション。前回はここで終了しました。

    本日はここから東京湾までとなります。実際は途中から歩いてまた戻ってとやったのですが、わかりにくくなりますので中流から下流へと進むことにしましょう。

    IMG_0228.JPG

    川は相変わらず高速の下を流れています。というより高速を造るのに場所がないから渋谷川の上に作っちゃったのですね。

    ここから、ほぼ真東に流れています。しばらく歩くと赤羽橋を越えて芝公園に着きます。芝公園の西南角に妙定院というお寺があり、災除地蔵尊が有名なのだそうです。

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    【延命・子育】災除地蔵尊は、古くより「江戸南方四十八所地蔵尊参」の第二十七番として列せられ、戦災に遭うまで、木造丈六の大像で本院境内の地蔵尊堂に祀られ、霊験あらたかで、災除・安全・延命・子育を祈る善男善女の参拝が絶えなかった。
     大戦後、その消失を惜しむ声多く、唯一焼け残った同地蔵尊の守護札版木をもとに石像として再建立され、境内別所にあったものを、台座の改築を経て、この度、より多くの方々にそのご加護あらんと、此の地に移遷座されたものである。
     往来の道すがら、合掌され、地蔵尊のお慈悲に触られんことを願うものである。
    妙定院

    ううむ、ありがたいこって。本来ならば境内にあるものが道の傍らに拝むのもタダになったわけで・・・いや冗談ですけど。
    道路の脇に鎮座されておられます。それがゆえにこうして写真撮るのも簡単なわけで。

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    芝公園軟式野球場。いい立地ですな。ここが練習場に使える人たちはいいですね。

    こちらは、芝公園東南角の芝園橋。ここには首都高の出入り口があります。

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    この辺から川面には屋台舟が繋がれているのが見られるようになります。この安全を祈願したものか、川の畔には小さなおみやさんがありました。なんか日本っぽくていい。

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    この辺りは、湊町・土手跡町・新網町と呼ばれていたそうで、この辺りが海だった頃を偲ばせます。

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    すぐにJR山手・横須賀・東海道のガードにぶつかります。
    JR線のすぐ脇から撮影した川の写真。なんか富栄養状態できれいじゃありません。

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    東京湾に向かうにはJRの下をくぐります。歴史を感じさせる通路です。

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    線路をくぐると整然と区画整理されたビル街になってました。

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    でた、首都高で有名な浜崎橋。

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    上は高速道路が縦横無尽に走っていて、これはこれで特筆すべき光景かもしれませんね。

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    JR山手線に乗っていて、田町から浜松町の間に見える川の光景がこれです。

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    東側はすでに東京湾です。橋の先に見えているのは、レストランだか宴会場だかホテルだかで、なんとなく港を感じさせる場所です。

    船着場だ!港だ! やっと東京湾でも海が見られたような気がします。

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    ということで渋谷川下流の報告はこれにて終了です。
    なんか今回は、川というより首都高をレポートしたような気がしてなりません。

    渋谷川リベンジ(調査編) 2012年12月24日 渋谷川 トラックバック:0コメント:0

    渋谷川リベンジ(調査編)

    渋谷川の源流が新宿御苑にあるらしいことはわかりましたが、神宮前までの経路がはっきりしませんでした。
    そもそも新宿御苑のどこから外へ流れているのかわかりませんでした。まったく調査不足です。

    そこでリベンジすることにしましょう。まずは調査します。

    nakayamayu様のHP「山ノ中ニ有リ」渋谷川源流探索
    http://nakayamayu.web.fc2.com/record/2008/08shinjuku-gyoen/
    にしっかり書かれておられます。

    源流は
    1.玉藻池
    2.屋敷地と千駄ヶ谷村との境界付近の谷間の湧水を集めた流れ
    3.玉川上水の余水
    の3つだったと。

    さて、新宿御苑の上の池は西南部にあり代々木駅に近いのですが、どこから流れ出していたのでしょう。
    副都心部ですから早くに拓けてしまって、なにしろ神宮前の整備は明治時代から行われていますので、航空写真は残っていないでしょうか?

    ありました。1936年の写真が一番古いようですが、1945年の日本陸軍の航空写真でも細部がはっきりしません。それに比べると1947年の米軍の写真は解像度が高いです。正直、この写真の差を見ると日本軍が負けたのもうなずけるところですなあ。
    http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=USA&courseno=M676&photono=205

    これを見ると、明らかに川の流れだと思われるところは、

    神宮前一丁目(原宿警察署)から外苑西通り・霞ヶ丘団地方向へ伸ばした線が川みたいです。
    外苑西通りにぶつかるとこれに沿って北上し、現在の渋谷区・新宿区の境界上を国立競技場前駅の方に遡上していきます。というより、この部分の渋谷・新宿の区界は旧渋谷川を境に決めたものかもしれませんね。

    shibuyagawa.jpg

    となると、新宿御苑からの流出口は東南角の下の池あたりになりそうです。


    別の観点から見ると、国土地理院の標高メッシュでは

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    新宿御苑周辺だけピックアップしますと、

      新宿御苑前駅35m  
    代々木駅35m 上の池から中の池・下の池は標高30~27m 大京町35m
      千駄ヶ谷駅35m  東京体育館25m

    つまり園内にある池の連続は谷になっていることを示しています。
    そして、やはり東南角の現在創価学会建物のある方向へ流れていくはずであり、ここで渋谷への流路予想地点とつながる事になります。

    このあたりは神宮外苑整備のため昭和初期には既に川の流れも付け替えられていた可能性もありますが、まずはこの周囲じゃないでしょうか。

    渋谷川リベンジ(探索編) 2012年12月26日 渋谷川 トラックバック:0コメント:0

    おおよそ机上調査が終わったところで新宿御苑に実地調査に出かけることにします。
    まず、一番高地と思われる新宿門から西南方面を探索します。

    新宿御苑ー新宿門に御苑の成り立ちが書かれていました。

    R0010679.JPG

    この絵地図を拡大しますと

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    渋谷川は、(1)玉川上水余水=玉藻池と(2)御苑内の水系を集めたものらしいです。

    メタセコイアの森などがつながる小道を下りていくと、まず最初の水流に当たります。

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    ここは「母と子の森」と名前がつけられていますが、芝生地帯からの水が流れ込む場所で上の池とは関係がないようでした。

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    その先に進むと上の池に出ます。

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    GPSによれば標高37m程度。ここから連続して池が連続して見られるわけですが、それぞれ水路で連結されているようでした。

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    中の池34mと来て、下の池では29mとなっていました。

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    この先、「日本最初の偽木欄干による橋」

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    要するに、「見た目は木なんだがコンクリ製の手すりを持つ橋」を越えて

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    水路は立ち入り禁止経路へ流れ、外部へ流出しているようでした。

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    場所をGPSに記録して次に進みます。次は御苑東北方面の玉藻池方面です。
    御苑の東辺を歩いていくとわかりますが、御苑のフェンスの向こうに、もはや水の流れていない水路が見えます。

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    これが玉川上水の余水を引いた水路らしいです。

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    適度に雑草が茂ってなかなかいいです。これも散歩道にしてくれればいいのに。
    途中、玉藻池から流出しているかもしれない暗渠がありました。

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    玉藻池の北端はGPSによれば高度25mで西端に比べれば大分低い値を示します。しかしGPSの高度表示はあまり信用できませんので参考程度にしてください。

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    玉藻池に注ぐ小滝が誂えてありますが、玉川上水からは既に引いてないだろうし。でも滝は昔からこの場所だったんでしょうかね。

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    参考までに御苑内の高低は次のとおり
    母と子の森 41m
    上の池 37m
    中の池 34m
    下の池 29m
    玉藻池 25m
    大木戸門付近 26m
    大京町交番 19m
    創価学会裏 14m

    ついでに完成した温室を見学しました。

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    この日、寒くて新宿駅前で帽子を購入してから散歩を始めましたが、温室は暖かくていいですね。

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    南国の花が咲き乱れまるで天国でした。ちょっとオーバーかな。

    さて、大木戸門から出ます。大木戸というわりには、新宿門とかの方が立派です。玉藻池が内藤家屋敷の庭だったとすれば、大木戸というのは内藤家の大木戸だったということでしょうか。
    新宿門からつながる新宿御苑の北辺の道路は、ややカーブしていて「なんでこんな道のつけかたしていたんだろう」と不思議に思っていたのですが、いまから考えれば、これは玉川上水だったのですね。

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    さて大木戸門から出ると、駐車場の脇に時間制限している管理用通路があります。これを通ると玉川上水の余水を流していたと言われる水路を見ることが出来ます。これが、先ほど御苑内から見えた水路でした。

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    これを直接歩いてしまえばいいのですが、ちょっと気が引けるので細い路地をたどりながらポイントごとに観察していきました。

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    とあるアパートの脇から覗いた図。不審人物だわな。

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    古いお家(上)や神社(下)も残っているようで、案外人間のにおいのする町でした。

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    この神社は、将軍家より内藤某が馬を乗りこなすだけの土地をやろうといって土地をもらったは良いが、馬を乗り回すうちに馬が死んでしまい供養のために建てた塚が残っています。

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    最終的に出た場所は、大京町交番の横でした。

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    ここは橋の下に暗渠が残っていて、

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    反対側はコンクリで蓋してあります。

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    ここから水は外苑西通りを南下していく模様です。
    すぐ先には御苑の西洋庭園の端の門があり、その先は御苑の東南角にあたります。

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    ここで路地に入ると、その先路地が折れるところが下の池から続く水の流出路となるらしいです。

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    水の音も聞こえています。

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    塀によじのぼって中を盗撮した図(挙動不審2)

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    この向かいは創価学会国際交流会館とかいうらしいですが、隙間から見ても川の名残りらしきものは見当たりません。
    水は総武線の高架をくぐる前に、先ほどの路地地下を通って外苑西通り方面に流れているのではないかと思われます。

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    外苑西通りを渡って向こう側で高架をくぐり、出た先は神宮外苑の下に当たります。ここから外苑西通りの東側を南下していくようです。
    信号を渡ると国立競技場の脇に出ます。ここからは外苑西通りと国立競技場の間に細長い公園があって「明治公園」とよばれているらしい。おそらくこれが渋谷川の流路です。

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    これを南下していくと霞ヶ丘団地を越え登りにさしかかります。

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    このくぼ地が渋谷方面へ曲がる地点になるようです。歩道の一部が広くなっています。おそらくここが変曲点です。
    反対側は、小川にありがちな、なだらかなカーブを描いていました。

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    少し行くと、いかにも暗渠にしましたと言うような歩道が現れました。

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    これをたどると交差点。欄干が残っていました。

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    「原宿橋」こんなところに原宿があったのですか。
    さらに進むと裏原宿歩道となり表参道の交差点に出ます。

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    ここにも欄干が残っていて「参道橋」と書かれていました。

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    ここからはキャットストリートとか言うんだっけ?隠田町を通って宮下公園の下に着きます。

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    宮下公園の直下は下水道工事中で、ちょうどよくパネルが飾ってありました。

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    かつての渋谷川だそうです。ほとんど山手線とくっついて流れていたんですね。